地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2023年3月29日(水)   

H「実質今年度最終売買日となる今日の日本株はしっかりと上昇した。」

K「ああ。昨日の米国株は下落して引けていたんだが、日本株は終日強かった。」

H「ある意味、分かりやすい動きだな。」

K「そうだな。今日は3月末の権利取り最終売買日ということもあり、パッシブファンドなどによる配当再投資に絡んだ先物買いが大引けにかけ入ることが分かっている。」

H「ああ。日経先物とTOPIX先物を合わせて1兆1000億円程度も入るとの一部試算もあるからな。かなりのインパクトとなる。」

K「まあ今日だけでなく明日にも配当再投資に絡んだ先物買いが入るとのことだけに、今日だけでそれだけの買いが入るわけではないが、それでもインパクトは大きい。」

H「去年はそれを見込んで、2週間くらい前から投機筋が先物を買い上がっていたからな。」

K「ああ。その買いポジションを、配当再投資に絡んだ先物買いにぶつけて売り抜けたような格好だった。」

H「それだけに今年も結構前から投機筋による先物買いで、日本株上げて行くと期待されたんだが、タイミング悪いことに米シリコンバレーバンク破綻ショックがあった。」

K「そうだな。それで投機筋は先物をすべて処分したような格好だ。投資主体別売買動向見ると、シリコンバレーバンクが破綻した翌週には先物バカみたいに売っている。」

H「ああ。その前まで海外投資家は先物を大量に買っていたが、それを投げてきたような格好だ。」

K「その後は、金融不安が燻っていたこともあり、買い直しもしにくかったといえる。」

H「だろうな。ただ今日は米国株安でも日本株強かったことから、先回り的な買いが当日に入ってきた感じだな。」

K「明日も配当再投資に絡んだ先物買いが入るだけに、引き続きしっかりとした展開になる期待はあるものの、先回り的で買っている向きは明日には手仕舞いする向きも多いだろうからな。」

H「それが上値を抑えるという懸念はありそうだ。」

K「ただ今回は金融不安の影響で、先回り的な買いも多くは入っていない可能性もあるけどな。」

H「そうだな。明日は配当などの権利落ち日であり、下げて当然という日になるが、せめて配当落ち分だけも埋められるのか注目だな。」

K「ああ。配当落ち分が日経平均で250円程度あると見られている。TOPIXで23pt押し下げると見られている。」

H「それを埋めて、明日上昇してひけるならば、投資家の心理的にもいいからな。」

K「ああ。明日から実質新年度相場入りとなり、好スタートとなれば、当然投資家の心理には追い風になる。」

H「まあ今晩の米国株がどうなるかも影響受けそうだが、日本株に追い風になるよう、しっかりと上昇して欲しいモンだ。」

K「そうだな。金融不安はかなり落ち着いてきているし、まだ疑心暗鬼は続きそうだが、このままフェードアウトして欲しいモンだ。」

H「まずは今晩の米国株どういう動き見せるのか注目だな。期待したいモンだ。」


2023年3月28日(火)   

H「今日の日本市場は小幅な続伸となった。」

K「ああ。ただ上値は重く弱含みの地合いだった。日経平均などマイナスに沈む場面も見られていたしな。」

H「ただ底堅さは見られており売りも続かない感じだ。」

K「そうだな。まあ3月末権利取りを控えているし、動きにくさもあるからな。」

H「ああ。それだけに売りも買いも続きにくいといえ、一方通行的な動きにはなりにくいという感じか。」

K「昨日の米国株はまちまちだったしな。」

H「昨日は銀行など金融株が買われて相場を支える一方で、ハイテク株が売られて重しとなった。」

K「ああ。昨日は破綻したシリコンバレーバンクを米地銀ファーストシチズンズバンクが買収することで合意したことが投資家心理を好転させた。」

H「まあ日本時間の昨日の後場には流れていたことだが、米国市場では好感されたようだ。」

K「そうだな。ファーストシチズンズバンクが大きく買われ、他の地銀株にも見直し買いや買戻しの動きによって上昇した。」

H「それに米当局が緊急融資制度の拡充など更なる銀行支援策を検討していると伝わったことも、金融株には追い風となったようだ。」

K「また先週末に欧州市場で大きく下落したドイツ銀行が反発していたことも安心感に繋がった面もあるだろう。」

H「このまま金融不安が後退していけばいいのだが、そうみている向きはまだまだ乏しいようだ。」

K「だろうな。依然として疑心暗鬼を抱く向きも多いといえ、なかなか金融株買いも続かないのかもな。」

H「そうかもな。まあ日柄こなすしかないのかもな。」

K「昨日のダウは上げたとはいえ、かなり不安定な動きだったしな。」

H「そうだな。まあ昨日は米長期金利上昇したことでハイテク株の一角が売られ重しになったと言えるが。」

K「ダウは午前中と午後に300ドル超の上昇となる場面も見られたんだが、結局195ドル程度の上昇で引けている。」

H「S&P500指数も上昇し引けたが、ナスダック指数は下げて引けている。」

K「それをうけ日経平均は堅調に始まったんだが寄り後は上値も限定的ですぐに垂れてきてしまう動きになった。」

H「ああ。上値追いの動きは見られず、手仕舞い売りに押されてしまった。」

K「3月末権利取り最終売買日を明日に控えており、権利取りたくない向きの売りも出やすかったのかもな。」

H「そうかもな。基本的に権利取りたい向きは既に買っているだろうし、直前に買い向かう投資家は多くはない。」

K「明日は権利取り最終売買日ということもあり、配当再投資に絡んだ先物買いも期待出来る日だ。」

H「ああ。その期待で今日は大引けにかけ先物が買われたとの見方もあるようだ。」

K「そうだな。期待通り、明日もしっかりと上げられれば良いけどな。」

H「ああ、期待したいモンだ。」


2023年3月27日(月)   

H「週明けの日本市場はしっかりと反発した。」

K「ああ。先週末の米国株がしっかりと続伸し買い安心感に繋がった。」

H「ただ米国株午前中にはダウが一時300ドル安となる場面も見られており、不安定さも見られている。」

K「そうだな。先週末は欧州株が結構下げていたからな。それが米国市場でも重しになった。」

H「欧州株は金融株が軒並み売られており、依然として金融不安は強いようだ。」

K「ああ。ドイツ銀行が派手に売られたことで、不安が強まったようだが、仕掛け的な動きにも思えるよな。」

H「だよな。欧州ではクレディスイスが経営不安で波乱を呼び込んだが、次は何処だという見方になっており、以前経営不安が言われていたドイツ銀行が目を付けられたようだ。」

K「ドイツ銀行のCDSが約4年ぶりの高水準となり、それが投資家の不安を強め、ドイツ銀行株売りや他の金融株売りに繋がった。」

H「ドイツ銀行株は一時15%近くの下落となる場面も見られたからな。」

K「ああ。ドイツ銀行は以前と違い、経営不安は乏しく、過剰反応との見方も多い。」

H「それだけ市場も疑心暗鬼ということなんだろうな。」

K「だろうな。何か他に悪材料が隠れているんじゃないかという疑心暗鬼も確かに強い。」

H「まあ疑心暗鬼が払拭されるには、やはり日柄が必要なのかもな。」

K「そうだな。欧州で金融不安が改めて意識されたことをうけ、米国株も安く始まった。ただ売り一巡後は下げ渋った。」

H「午後には主要株価指数はプラスに転じたからな。」

K「セントルイス連銀のブラード総裁の発言が、過度な金融不安を後退させたとの見方だ。」

H「ああ。ブラード総裁は銀行システムを巡る混乱はほどなく収まるとの見解を示した。」

K「そうだな。それにより米経済が強まり、FRBが想定以上に利上げをする必要が出出てくるとも述べている。」

H「結構タカ派発言といえるが、嫌気されるどころか逆に好感されていたからな。」

K「ああ。タカ派発言は、現状の金融不安に対して楽観視する発言だと受け止められたようだ。」

H「この動きからも、今の市場では利上げ懸念より金融不安の方が強いということなんだろう。」

K「というより、ブラード総裁が想定する程、FRBは利上げ出来ないとの見方が多いんだろう。」

H「そうかもな。Fedウォッチ見る限り、ブラード総裁の発言を受けても、依然として早期利下げ期待が強い状況となっている。」

K「先週末はブラード総裁以外にもFRB当局者によるタカ派寄りの発言が相次いでいたが、市場が抱いている金融不安を和らげようとする発言との見方も多い。」

H「それはあるかもな。逆に金融不安に懸念を示したり、それにより早期利下げなどハト派発言すると、逆に金融不安を強める恐れもあるからな。」

K「ああ。それだけに市場の金融不安を和らげようと、意図的にタカ派寄りの発言をしている可能性はあるだろう。」

H「そうだな。今週もFRB当局者による発言機会はあるだけに、引き続き金融不安を和らげる発言してくるんだろうな。」

K「それによりハイテク株にはやや重しとなる恐れはあるかも知れないが、まずは金融不安をいち早く払拭させて欲しいモンだ。」

H「そうだな。取りあえず今晩の米国株どういう動きになるのか注目したい。しっかりと続伸すればいいけどな。期待したいモンだ。」


2023年3月24日(金)   

H「週末となる今日の日本市場は小幅な続落となった。」

K「ああ。昨日の米国株が期待した程上げなかったということもあるが、やはり円高が重しとなっている感じだな。」

H「そうだな。昨日も米長期金利など米国債利回りが低下しており、ドルが売られてドル円は円高へ進行した。」

K「ただ米国株は一応プラスで引けており、それが日本株の下支えになっている面もあるだろうな。」

H「日経先物は昨日の夜間取引で結構上げる場面もあったんだが、米国株が上げ縮小してしまったからな。」

K「昨日の米国株は、前日のFOMCをうけて改めて利上げ停止期待が意識され、ハイテク株中心に買われた。」

H「ああ。午前中にはダウが一時480ドル高となる場面も見られたんだが、その後は全体的に上げ縮小する動きになっている。」

K「地銀株に売られてきたことも投資家心理を冷やした面もあるようだ。」

H「まあ依然として金融システム不安が燻っているからな。」

K「それに景気減速への警戒も高まっているようだ。」

H「そうだな。今回の金融システム不安の高まりにより、銀行による貸し渋りが強まるとの見方が多い。」

K「ああ。それにより米景気に悪影響が出てくるとの懸念が言われている。」

H「それだけに昨日は景気敏感株の一角に売られるものも見られていた。」

K「ダウとS&P500指数はマイナスに転じる場面も見られたからな。」

H「でも終盤には下げ渋り、結局小幅ながらもプラスで引けた。」

K「ああ。ナスダック指数は1%超の上昇で引けている。」

H「イエレン財務長官が午後の議会公聴会で、銀行預金の安全を確保するため更なる措置を講じる用意があると再表明したことが伝わり好感されたようだ。」

K「ただ反応も鈍くはなっているよな。銀行株だって結局戻しきれず下げて引けているものも多い。」

H「そうだな。イエレン財務長官が銀行預金の保険を全体的に引き上げることは検討してないと前日には発言していただけに、不透明感も強いようだ。」

K「具体的に何処まで救うのかハッキリさせておらず、市場の地銀への疑心暗鬼は消えていないようだ。」

H「それをうけ、今日の日本株は小幅安程度で始まった。昨日は米株が結構下げたにも関わらず、日本株は小幅安程度にとどまったことあり、下げて始まるのは仕方ない。」

K「そうだな。前場前半は日経平均3桁の下落となる場面もあったんだが、売りも続かなかった。」

H「ただ戻りも限定的で終日マイナス圏での揉み合いだったといえるだろう。」

K「まあ、今日は週末だし、手控える向きも多かったんだろうな。」

H「来週に期待だな。来週はいよいよ年度末となる。」

K「ああ。年度末は堅調となることも多いだけに期待したいところだな。」

H「まずは今晩の米国株どういう動きになるのか注目したい。期待したいモンだ。」


2023年3月23日(木)   

H「今日の日本市場は小幅に反落となった。」

K「ああ。ただ昨日の米国株の下落を考えれば、この程度の下落で済んでいるだけに強いといえるかもな。」

H「だよな。為替もドル円が結構円高へ振れていたにも関わらず、日経平均は50円弱の下落にとどまったからな。」

K「昨日は注目された米FOMCで、想定通り0.25%の利上げが決定された。」

H「ああ。声明文では、利上げ継続を示す文言が削除され、代わりにもしかすれば少し利上げするかも、というかなり緩い文言に修正された。」

K「前回よりハト派色が強い声明文だったといえる。」

H「また注目されたFOMC参加者による政策金利見通しの中央値は、今年末の政策金利が5.1%と前回と変わらずとなった。」

K「ああ。Fedウォッチで示されていた今年末の政策金利と比べれば、結構高いが、まあこんなもんだろう。」

H「そうだよな。今回の金融システム不安がなければ、恐らくもっと高い水準だっただろうしな。」

K「これらをうけ、米国株指数はやや上げたんだが買いも続かなかった。」

H「そうだな。パウエルFRB議長が会見で、バランスシート縮小については、今後も継続していく方針を示し、必要ならば更なる利上げを行う姿勢を見せた。」

K「また年内の利下げは見込んでいないとも発言しており、嫌気されたようだ。」

H「ダウなど株価指数は引けにかけ、一段安となり、終わってみればダウは530ドル安で引けている。S&P500指数やナスダック指数もしっかり下げて引けている。」

K「パウエルFRB議長のタカ派寄りの発言が嫌気されたようだが、債券市場では利回りが全体的に低下した。」

H「ああ。それによりドルが売られて、ドル円は円高へ進行している。」

K「債券市場では、思ったよりタカ派寄りではなかったと受け止めたのか、単純に出尽くし的に米国債が買い戻されたか・・。」

H「そうだな。それにイエレン米財務長官の発言が嫌気されたとの声も聞かれた。」

K「ああ。イエレン米財務長官は議会証言で、全面的に預金保険を引き上げることは検討してないと発言しており、それが伝わり株売りに繋がった面もあるかもな。」

H「金融株が結構売られただけに、イエレン米財務長官の発言の方が嫌気された可能性もある。」

K「前日には、イエレン米財務長官が危機拡大なら預金全額保護措置を再び行う可能性を示しただけに、反動的に売られた面もあるのかもな。」

H「でも大きな銀行など全べての銀行に、また恒久的に預金全額保護するなんて出来るわけないから、別にイエレン米財務長官は変なこと言ったわけではないのだが。」

K「そうだな。前日の発言だって、あくまでも中小銀行対象に、しかも特例的に預金全額保護する可能性を示しただけだ。」

H「過剰に反応してしまった面もあると思われ、今日あっさり反発すればいいけどな。」

K「日本株はそういった期待もあったのか、朝安後は下げ縮小する動きになっている。」

H「そうだな。FOMCという大きなイベント通過した安心感もあるんだろう。」

K「米国でも今晩そういった動きが出てくれば良いけどな。」

H「ああ。しっかりと反発して欲しいモンだ。」

 

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