地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2025年7月8日(火)   

H「今日の日本市場はしっかりと反発した。」

K「ああ。昨晩の米国株は結構下げたんだが、嫌気する動きは朝方だけだった。」

H「注目された米トランプ政権による関税率だが、日本と韓国は25%になった。一律10%を含めての25%だ。」

K「4月に開示した際は24%だったから、若干増加された格好だ。」

H「ただ先日トランプ大統領は、日本への関税率は30%か35%という発言もしていたからな。」

K「ああ。それを考えれば25%というのは良心的といえるかもな。」

H「まあそれがトランプ大統領の手なのかもしれない。最初に結構強い数字をチラつかせて、実際は大したことない数字を出してくる。」

K「そうだな。それにより市場は安心感につながるし、日本も妥協してくるという期待も出てくる。」

H「もちろん25%でも日本経済にはかなりの痛手となるんだけどな。」

K「ああ。ただ25%ならば、値上げや円安により悪影響を軽減できる可能性はあるだろう。」

H「そうだな。それに今回提示された関税率は8月1日から発動となる。それだけにまだ交渉する時間的猶予はある。」

K「ああ。今後の交渉次第では、関税率はもっと下がる可能性もあるからな。」H「そうだな。でも相互関税ではなく、自動車関税を引き下げて貰うのは難しそうだ。」

K「まあ仕方ないだろう。その関税は、もう受け入れるしかなくなるかもな。」

H「そうだな。企業は値上げで対応していくしかないのかもな。」

K「値上げしても日本車は米国で売れるとの見方は多いしな。」

H「問題はそれにより米国がインフレ再燃するかどうか。」

K「ああ。自動車だけでなく、大きく企業が値上げに踏み切れば、米国での販売価格が高くなり、インフレ率を高めることになる。」

H「そうなるとFRBは追加利下げが難しくなるし、米国経済にも悪影響だ。」

K「米経済が悪化してしまうと、当然日本経済にも悪影響が出てくることになる。」

H「下手すりゃ世界的な景気減速となる恐れもあるかもな。」

K「まあ時間的猶予ができたんだ。それまでに何とか日米が合意して欲しいもんだな。」

H「そうだな。書簡を受け取った今日の日本市場は朝方こそ売られたものの、寄り後は買い優勢となっていた。」

K「ああ。懸念されたほど関税率が高くなったことや円安進行しており、それらが好感されたようだ。」

H「まあ買い一巡後は上値の重さも見られていたけどな。」

K「そうだな。今日はパッシブ系ETFによる分配金捻出売りが結構多く出てくることが警戒されており、それが上値を抑えていた面もあるだろう。」

H「だろうな。ETFによる分配金捻出売りは明後日がピークだけに、それまでは上値の重い展開が続くかもな。」

K「とりあえず今晩の米国株しっかりと反発できるのか注目したい。」

H「ああ、期待したいモンだ。」


2025年7月7日(月)   

H「七夕となる週明けの日本市場は軟調な展開だった。」

K「ああ。先週末の米国市場は独立記念日で休場だったが、欧州市場は総じて軟調だった。」

H「それに注目されたトランプ大統領が送付するといった書簡の内容が週明けまで明らかになっていない。」

K「ああ。それだけに手掛けにくさは強く、動きにくい一日だったといえるだろうな。」

H「おそらく日本へも書簡を送付するんだろうけど、関税率が一体いくらになるのか、明らかにならないと動けない。」

K「当初予定の24%にとどまるなら安心感に繋がる可能性もあるが、本当に30%以上になれば、一旦は日本株売りにつながるとの警戒も強いかな。」

H「もし最大とみられている70%なんてことになれば、大暴落は避けられない。」

K「さすがにその関税率は日本に対してはないだろうけど、50%程度でも波乱となるだろう。」

H「でも即日発動ではなさそうだからな。嫌気されても一時的になるかもな。」

K「そうだな。発動は8月1日と言っているだけに、今月一杯は猶予があることになる。」

H「ああ。ただ猶予ができたといっても、今までの交渉状況からも、日本が米国と動意に至るかは不透明だよな。」

K「そうだな。場合によっては、米国が提示してきた関税率を受け入れなければならなくなるかもな。」

H「ああ。もちろん関税率がいくつになるのか次第なんだろうけど・・。」

K「ただいくら滅茶苦茶な関税率を提示してきたとしても、米国の言いなりに日本が大きく譲歩する必要もないだろう。」

H「そうだよな。やはり日本としては、相互関税とは違うが自動車関税を撤廃するなり、大きく引き下げて貰わないと、受け入れれないだろう。」

K「ああ。自動車関税が引き下げられないならば、日本は提示された相互関税を受け入れなければならない。どっち転んでも日本経済には悪影響だけどな。」

H「いずれにしろ交渉は難しくなると思われ、いくら今月いっぱい猶予ができたとしても、楽観視はできないかもな。」

K「そうだな。それだけにせめて日本へ提示される相互関税は低い方がいいかもな。」

H「早ければ今晩中には分かるようだし、まずはそれが幾つになるのか注目だな。」

K「ああ。期待したいところだな。」

H「それ次第では明日も日本株は軟調となる恐れもあるが、そうなっても下げ渋りみられるのか注目だな。」

K「そうだな。明日はETFによる分配金捻出売りも出てくるとみられているだけに、それでも下げ渋りみられれば下値不安も和らぐからな。」

H「まずは今晩の米国株、連休明けとなるがどういった動き見せるのか注目したい。期待したいモンだ。」


2025年7月4日(金)   

H「週末となる今日の日本市場は高安まちまちとなった。」

K「ああ。昨日の米国株はしっかりと上昇し、S&P500指数とナスダック指数は連日で最高値を更新したんだが・・。」

H「それに比べて日本株は弱かった。」

K「そうだな。注目された米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予測を上回り、失業率は想定外に低下した。」

H「平均時給も市場予測以上に低下しており、それらが好感されて米国株はしっかりだった。」

K「ああ。その後に発表されたISM非製造業景況感指数も市場予測を上回り、米経済の底堅さが感安心感に繋がった。」

H「でも、利下げ期待は後退したけどな。」

K「まあ7月利下げは、これを受けほぼなくなったような感じだ。ただ9月の利下げ期待は、そう大きくは後退していない。」

H「ああ。もともと7月利下げの可能性はそう高くはなかっただけに、嫌気する動きにはならなかったんだろう。」

K「そうだな。9月利下げというシナリオに変わりない以上、嫌気もされにくいんだろう。」

H「昨日は独立記念日前日で参加者も乏しく、短縮取引だっただけに、一方通行になりやすい。それだけにこれら経済指標発表をうけ、終日しっかりとした推移だった。」

K「為替は円安進行しており、日本株は堅調に始まったんだが、ほぼ寄り高といった展開だった。」

H「日経平均は朝方に瞬間だが4万円に乗せたんだが、その後はマイナス圏まで沈んだからな。」

K「ああ。後場にもマイナス圏に沈んでいるが、その水準では売りも続かず下げ渋りも見られていた。」

H「結局、日経平均は僅かにプラスで引けたんだが、TOPIXは小幅安で引けている。」

K「トランプ大統領が4日に関税率に関する書簡を貿易相手国に送付すると述べており、それが警戒されたようだ。」

H「ああ。どの国に送るのかは明らかにしておらず、週末には明らかになるのではとの見方から、今日は積極的に買いにくい感じだった。」

K「先日、トランプ大統領は日本への関税は30%か35%、もしくはわれわれが決めた数字になると述べていた。」

H「今日伝わった話では、関税率はおそらく60~70%から10~20%の範囲になるだろうと述べたようだ。」

K「広すぎてわからんな。国によって大きく差があるということだろう。」

H「ただ関税の支払いは8月1日からといっているから、これは事実上の延期という感じなんだろうか。」

K「そうかもな。7月9日までの停止期限が終われば、相互関税の上乗せ分が発動されるとみられていたからな。発動されるのが8月1日というのであれば、停止期限の延期ということになる。」

H「ようは、それまでに交渉して合意を得られれば、追加関税は避けられるというわけだな。交渉期間の猶予ができたともいえる。」

K「とりあえずトランプ大統領は日本にも書簡を送るのか、その場合、関税率はいくつになるのか注目だな。」

H「そうだな。それによっては来週の相場に大きく影響与えそうだしな。期待したいモンだ。」


2025年7月3日(木)   

H「今日の日本市場は小幅ながらも反発した。」

K「ああ。ただ殆どマイナス圏での推移となっており、上値の重さはみられていた。」

H「ただ下値も限定的で底堅さも見られている。まあ様子見感強い感じか。」

K「そうだな。昨日の米国株は高安まちまちだったが、S&P500指数とナスダック指数はしっかりと反発して、最高値を更新している。」

H「ああ。朝方に発表されたADP雇用統計がまさかの前月比で減少となり、やや焦ったものの嫌気する動きは限定的だった。」

K「そうだな。早期利下げという思惑につながるためだろう。」

H「そうかもな。ただ翌日には米雇用統計発表も控えており、朝方動き見せた後は膠着相場だったといえる。」

K「そうだな。米国とベトナムが関税交渉で合意したとトランプ大統領が明らかにしたことも下支え要因となった。」

H「ああ。結局ダウは小幅安で引けたものの、S&P500指数とナスダック指数は最高値を更新しており、引き続き強さはみられているといえるだろう。」

K「日本株は売り買い交錯の揉み合い相場だったといえるだろうな。」

H「ああ。できれば日経平均早々に4万円台回復してほしいところだが、ここにきて関税懸念が強まっていることから仕方ないか。」

K「そうだな。関税懸念強まっている割には、今日は自動車や鉄鋼株の強さがみられていた。」

H「ああ。特に材料はないと思われるが、市場では日本への関税が言うほどきついことにはならないのではとの声も聞かれた。」

K「ベトナムが米国と合意できたことで、日本もという期待が出たという見方か。それはどうだろうな。」

H「だよな。既に日本は後回しにされるような感じだし、日本も日本で参院選控えていることもあって、妥協もできない。」

K「ああ。それだけに関税緩和への期待で自動車や鉄鋼株が買われたという見方はどうかと思うぞ。」

H「だろうな。だとすれば買戻しか。」

K「そうだな。逆に足元強かった小売株など内需株の一角が結構売られていたりとしていることから、単にロングショートの巻き戻しの動きなんだろう。」

H「強かった銘柄には手仕舞い売りが出てきて、弱かった銘柄には買戻しの動きが出てきたということかもな。」

K「ああ。日本株のポジションを減らしてきた海外勢が結構出てきた可能性があるかもな。」

H「まあ、海外投資家は日本株を買い越し続けている状況だからな。先週もしっかりと買い越していた。」

K「ああ。早い向きだと明日の独立記念日から、夏季休暇入りするという向きも居るだろうし、何より米国との関税問題で不透明感強まってきたからな。」

H「参院選も今月はあるし、その結果次第では政局不安も強まるかもしれない。」

K「ああ。それだけに日本株のポジションを減らしておこうとする海外投資家が増えてきても不思議はないだろう。」

H「そうかもな。とりあえず、このリターンリバーサル的な動きが明日物続くのか注目したい。」

K「そうだな。まずは今晩の米雇用統計や、それを受けての米国株や為替動向も注目したい。」

H「ああ。期待したいモンだ。」


2025年7月2日(水)   

H「今日の日本市場は続落となった。」

K「ああ。昨日の米国株はハイテク株に手仕舞い売りが見られたものの、出遅れていたディフェンシブ株が買われて、主要株価指数は高安まちまちとなった。」

H「そうだな。朝方に発表された米経済指標が市場予測を上回ったことから、米経済の底堅さが下支えとなったものの、早期利上げ期待がやや後退しハイテク株売りにつながった感じか。」

K「まあハイテク株には足元買われていたものも多かったからな。」

H「それにトランプ大統領が7月9日に控えている相互関税上乗せ分の発動停止期限の延長は考えていないと述べたこたことも嫌気されたようだ。」

K「さらに言うならテスラの大幅安も投資家心理を冷やしたかもな。」

H「ああ。イーロンマスク氏が再び減税法案への批判を再開したことをうけ、トランプ大統領との対立が再燃した。」

K「そうだな。トランプ大統領はイーロン・マスク氏についてDOGEがマスクを調べれば大金を節約できると発言している。」

H「テスラの事業には政策の後押しが必要な面もあるだけに、先行き懸念につながったようだ。」

K「注目されたトランプ減税の延長を柱とする減税法案が上院で可決し通過したんだが、好感する動きは限定的だった。」

H「このままでは下院は通らないとの見方も多いようで、依然として早期成立は不透明との見方も多いようだ。」

K「そうだな。それでもダウは400ドル超の上昇で引けて続伸となった。その一方で、S&P500指数とナスダック指数は反落して引けている。」

H「でも日本株は売り優勢で始まっている。トランプ大統領が更に日本に対して厳しい発言をしており重しとなった。」

K「ああ。トランプ大統領は、日本との交渉を巡り、恐らく合意できないとの見解を示し、相互関税の税率を引き上げる可能性も示唆している。」

H「日本に対しては30%か35%の関税を支払うように求めると発言している。」

K「日本への相互関税は、上乗せ分合わせて24%の予定だが、それよりも高い関税を課す考えを示した格好だ。」

H「それが嫌気されて、日経平均は朝方に540円超の下落となる場面も見られた。」

K「ただ売りも続かずに、その後は下げ渋っている。」

H「どうせハッタリだろうとの見方から、売りにくさもあるのかもな。いわゆるTACOトレードということだ。」

K「そうだな。ただ当然楽観視もできないため、上値の重さも見られていた。」

H「とはいっても後場にはTOPIXプラスに転じ、日経平均も40円程度の下落まで下げ縮小したけどな。」

K「買いも続かず結局日経平均は220円超の下落で引けている。TOPIXはプラス維持できずに小幅安引けだ。」

H「まあ、朝方の下落から見れば、悪くはないだろう。TOPIXは大した下落でもないし、そもそもプライム市場は値上がり銘柄数の方が多いしな。」

K「そうだな。今日も先物主導で売られた面もあるんだろう。ただ現物株には押し目買い意欲が強いという感じだ。」

H「とりあえず今晩もトランプ大統領の発言は注目だな。米国株はしっかり上昇してほしいもんだ。」

K「そうだな。期待したいモンだ。」

 

 

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