地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2024年4月24日(水)   

H「今日の日本市場は大幅な続伸となった。これで日経平均、TOPIX共に3日続伸だ。」

K「ああ。久々の大幅高となり、日経平均は38000円を回復し、それを大きく上回って引けている。」

H「昨日はまだ重さも見られていた半導体関連株も、さすがに今日は軒並み高となっている。」

K「昨日の米国株が半導体関連株などハイテク株中心にしっかりと上昇したことで、投資家心理も結構改善したようだ。」

H「ああ。昨日の米国株は、朝方に発表された米4月PMIが総じて市場予測を下回り、それをうけて米長期金利が低下したことが好感されたようだ。」

K「そうだな。製造業PMIは4カ月ぶりに景気の分かれ目といわれる50を下回った。」

H「本来、米景気の減速は好感されることではないんだが、昨日は過度なインフレ再加速懸念が和らぎ、株式市場には追い風になった。」

K「それに加えて、中東情勢が引き続き落ち着いていることも買い安心感に繋がったんだろう。」

H「そうかもな。また朝方に決算発表したゼネラルモーターズが大幅高となっていることも、企業決算発表への警戒感が和らぎ追い風になった面もあるようだ。」

K「そうだな。引け後に決算発表控えていたテスラや、テキサスインスツルメンツもしっかりと買われていたからな。」

H「そのテスラが引け後に発表した決算は、売上、利益共に市場予測を下回った。」

K「ああ。しかし時間外取引ではテスラ株は爆上げしている。アク抜け的な動きだ。」

H「そうだな。テスラ株は足元随分と売られてきたからな。今年に入ってから見ると、えらい売られてきた。」

K「ああ。それだけに同社の決算へのハードルはかなり下がっていたと思われる。」

H「テキサスインスツルメンツは、見通しが好感されて、やはり時間外取引で大幅高となっている。」

K「これらをうけて、今晩の米国株も上げるのではとの期待も高まり、今日の日本株に追い風になっているといえるだろう。」

H「そうだな。日経平均は300円超の上昇で始まり、寄り後も上げ幅拡大の動きとなって、前場38300円台まで上昇し、777円高で引けていた。」

K「後場には一段高となり、38400円台まで乗せてきたからな。」

H「巻き戻しの動きも強まったんだろうな。ヘッジ的に先物売っていた向きもいるだろうし、そういった向きの買い戻しも入ってきたんだろう。」

K「押し目買いをためらっていた向きも、今日は買わざるを得ないという感じで、買ってきた向きも多いのかもな。」

H「そうだな。まあ期待通り今晩の米国株もしっかりと上げて欲しいところだ。」

K「ああ。ただ今晩の米国市場引け後には、メタプラットフォームズやラムリサーチ、IBMなどが決算を発表する。」

H「米国株上げても、それら次第では明日の日本株に重石となる恐れもあるからな。」

K「ああ。それだけに、それらも含めて期待したいモンだ。」

H「明日も日本株しっかりと買われてくれればいいけどな。期待したいモンだ。」


2024年4月23日(火)   

H「今日の日本市場は小幅ながらも続伸となった。」

K「ああ。相変わらず上値の重さは見られているが、下値も限定的となっている。」

H「ただ個別株見ると弱い銘柄も結構見られており、戻り売りも多い感じだ。」

K「そうだな。特に半導体関連株の弱さがまだ続いているといえるだろう。」

H「昨日の米国市場では半導体関連株も反発するもの目立っており、エヌビディアも上げたんだが、日本市場では多くの半導体関連株が寄り高となっている。」

K「まあ米半導体関連株が上げたといっても、それほど強い上げでもないからな。」

H「確かにそうだな。自律反発という感じの上げが多い。」

K「全体的にも自律反発という感じだろう。」

H「まあそうかもな。S&P500指数、ナスダック指数は6日続落していたわけだし、昨日は7営業日ぶりに反発したが、下げてきた分を考えれば大した上げでもない。」

K「中東情勢で目立った懸念が浮上していないことは安心感に繋がるが、その懸念だけで売られてきたわけではないからな。」

H「そうだな。ただ中東情勢の過度な懸念が和らぎ原油相場が下落したのは好感出来るけどな。」

K「まあインフレ圧力に繋がるからな。」

H「やはり今の米国株の弱さは、インフレ懸念が再び強まっているためだ。それにより利下げは結構先になるとの見方になっており、株式市場には重石となっている。」

K「利下げが遅れるというだけでなく、場合によっては再利上げもあるとの声も出てきている。」

H「ああ。さすがにFRBの次の一手が利上げという見方は、米国市場に織り込まれていないといえ、実際にその可能性が高まれば波乱必至だろうからな。」

K「そうだな。今後の経済指標やインフレ動向次第では、それもあり得るだけに、今は積極的に動きにくい状況になっているといえる。」

H「それに加えて、企業決算発表もやはり手控え要因だろう。」

K「そうだな。半導体関連株が軒並み売られてきたきっかけが、ASMLやTSMCの決算発表だからな。」

H「今週は主力ハイテク企業の決算発表も出てくるだけに、それら次第では市場全体に良くも悪くも影響を与える恐れがあるからな。積極的には動きにくい。」

K「ああ。ただ逆に、企業決算で再び投資家心理が強気に傾くという期待もあるからな。」

H「日本でも今週から本格的に企業決算発表が始まった。それだけに上値が重いのも仕方ないだろう。」

K「そうだな。好決算が相次いで、再び日本株を見直す動きが活発になってくれば良いのだが。」

H「ああ。取りあえずは今晩の米国株しっかりと続伸出来るのか注目だな。経済指標発表もあり、引け後にはテスラが決算を発表する。」

K「そうだな。それだけに米国株引け後の時間外取引の動きも注目だな。」

H「期待したいモンだ。」


2024年4月22日(月)   

H「週明けとなる今日の日本市場は反発となった。」

K「ああ。先週末の米国株が高安まちまちで、懸念された程下げなかったことが安心感に繋がった。」

H「ただ先週末の米国市場では半導体関連株やAI関連株に派手に売られるものが目立っており、投資家心理は結構悪そうだけどな。」

K「そうだな。エヌビディアが10%安、AMDは5%超の下落となっており、更にサーバー大手のスーパーマイクロコンピューターが23%超の爆下げとなり、アームが17%近くの下落だ。」

H「えげつない下落だな。SOX指数は4%超の大幅安となっている。」

K「更に前日引け後に決算発表したネットフリックスが9%超の下落となった。」

H「それらの下落を見れば、ハイテク株以外にも売りが波及しても不思議はないモンだけどな。」

K「そうだな。その辺が米国株の強いところだ。ダウは逆行高しているからな。」

H「ああ。朝方に決算発表したアメックスが大きく買われダウを押し上げた他、ディフェンシブ株が買われたことも支えとなった。」

K「それに小型株指数といわれるラッセル2000も小幅ながらも上げていた。」

H「懸念された中東情勢も、それほど嫌気する動きは見られなかったといえる。」

K「そうだな。イスラエルがイランを空爆したと伝わったものの、攻撃は抑制的だったようだからな。」

H「ああ。それにイランも再度の報復攻撃は現時点で考えていないとのことだし・・。」

K「ただハイテク株の下落は懸念だな。ナスダック指数は6日続落しており、先週末は2%超の大幅安となっている。」

H「そうだな。ただその割には日本株は底堅かったといえる。」

K「ただ半導体関連株はしっかりと今日も売られているもの目立っているけどな。まあその割には日経平均良く上げたといえるけどな。」

H「それにアームが爆下げしているにも関わらず、ソフトバンクGの下落も限定的だった。」

K「でも日本株は先週末派手に売られているだけに、ある意味下げ渋り見られるのも当然だろう。」

H「確かにそうだな。日本株は先週末だけじゃなく、先週派手に売られているからな。なんなら、もっとリバウンドしても不思議はない。」

K「そうだな。ただ今週から日本でも企業決算発表が始まるし、米国では引き続き主力企業の決算発表が続々出てくる。」

H「ああ。それだけに押し目買いも入れにくいという面もあるのかもな。」

K「だろうな。それにリバウンド的に上げてくれば、戻り売りも出やすいだろう。」

H「確かにそうかもな。投資家心理が一気に改善でもしてくれれば、また変わってくるんだろうけど。」

K「そのためには、やはり米半導体株などハイテク株が再び強くなってくるということだろう。」

H「今の流れではそういう展開になることは想定しにくい。」

K「期待があるとすれば、やはり企業決算かもな。ポジティブサプライズ的な決算が主力系ハイテク企業から出てくれば、心理も良くなるかもな。」

H「取りあえず今晩の米国株しっかりと上昇出来るのか注目したい。期待したいモンだ。」


2024年4月19日(金)   

H「週末となる今日の日本市場は大幅反落となった。」

K「ああ。波乱といえる下落となり、日経平均は1000円超の下落で今年最大の下げ幅を記録した。」

H「一時1340円超の下落となる場面もあったからな。これでも戻した方だ。」

K「昨日の米国株は高安まちまちだったが、やはり半導体関連株などハイテク株が弱かったことが日本株に重石となった。」

H「そうだな。米国株は午前中はしっかりと上昇する場面も見られていたんだが午後に売られてしまった。」

K「NY連銀のウィリアムズ総裁は利下げを急ぐ必要はないと発言したから、米長期金利が上昇しており、ハイテク株に重石となった。」

H「それにTSMCの決算も嫌気されているんだろう。エヌビディアは買われていたんだが、他の半導体株には結構売られるもの目立っていた。」

K「まあTSMCの決算は悪くはなかったんだが、説明会で示した今年の設備投資計画が据え置かれたことや、半導体市場の成長見通しを下方修正したことが嫌気されたようだ。」

H「今年の設備投資計画は上方修正してくるとの見方も多かっただけに、据え置かれたのは確かに失望かもな。」

K「ただ半導体市場全体の成長見通しは、下方修正といっても、10%伸びるとの見通しを出しているんだ。」

H「そうだよな。従来は10%超と予想していたが、それが今回は10%程度に変わっただけで、そんなに嫌気されることか?」

K「ただ従来予想の下限程度になるということだけに、過度な期待が後退したとはいえるかもな。」

H「いずれにしろ見通しだし、今後再び修正されて、今度は上方修正となる可能性もあるわけだし、今日の日本市場での半導体関連銘柄の下落は過剰反応にも思える。」

K「まあ半導体関連株には今年結構上げてきたものも多い。それだけに利食い売りのきっかけになったということもあるだろう。」

H「そうかもな。結局、米国株はダウはディフェンシブ株が買われて小幅ながらプラスで引けたんだが、S&P500指数、ナスダック指数は5日続落となっている。」

K「それをうけ日本市場でも半導体関連株が中心に売られて、日経平均は350円超の下落で始まり、寄り後も弱含みの動きで下げ幅拡大の動きになった。」

H「10時頃にはイラン領内で複数の爆発が確認されたと伝わると、イスラエルの報復との懸念から、地政学リスクが意識されて、日経平均は一段安となった。」

K「ダウなど米先物が時間外で下げ拡大し、為替市場では円高へ進行したことも重石となった。」

H「前場は日経平均1260円安で引けたんだが、後場は下げ縮小する動きになっている。」

K「ああ。昼休み中には、イランの核施設は被害を受けていないと伝わった他、イラン当局者はミサイル攻撃ではなかったと説明しているとも伝わった。」

H「爆発音は防空システムが作動した結果とのことだ。」

K「情報が錯綜している感じだが、これらをうけて原油先物が垂れてきたこともあり、過度な地政学リスクが後退し、後場日経平均は下げ縮小の動きになった。」

H「ただ戻りも鈍かったけどな。結局、今日売られたのは地政学リスクだけではないからな。」

K「そうだな。ただ取りあえず引け後に流れてきた報道では、イランはイスラエルへの再報復などは検討してないようだし、中東情勢は落ち着いてくれば良いけどな。」

H「ああ。取りあえず今晩の米国株しっかりと下げ渋るなり、上げるなりして、落ち着きを見せて欲しいモンだ。」

K「そうだな。そうなれば週明けは日本株も戻りが期待出来るだろうしな。」

H「まあどの程度戻せるかだな。取りあえず今晩の米国株注目だな。期待したいモンだ。」


2024年4月18日(木)   

H「今日の日本市場は反発となった。」

K「連日大きく下げてきたこともあり、今日はさすがに反発した格好だ。」

H「ただ足元の下落を考えれば、大した反発でもなく上値の重さは見られている。」

K「まあ仕方ないだろう。昨日の米国株は弱かったし、TSMCの決算も控えていたからな。」

H「そうだな。昨日の米国株は反発して始まったんだが、買いも続かず結局売られている。」

K「ああ。蘭ASMLの決算をうけて、米国市場でも半導体関連株が軒並み売られ重石となった。」

H「昨日は債券市場で米長期金利が低下しており、米国株は支えになった面もあるようだが、好感する動きは限定的だったようだ。」

K「そうだな。それに朝方に決算発表したトラベラーズが大きく売られたことも重石になった。これから企業決算まだまだ出てくるからな。」

H「改めて企業業績への警戒も意識されたようだ。まあ決算発表を見極めたいという向きも多いだろうしな。」

K「そうだな。結局ダウは小幅ながらも反落して引けている。」

H「S&P500指数とナスダック指数は続落となっており、ナスダック指数は1%超の下落で、約2ヵ月ぶりの安値水準となった。」

K「米国株は明らかに弱くなっている。足元下落してきただけに下げ渋りもみられているんだが、上値は重い。」

H「既に積極的に上値を買う向きはかなり乏しくなっているようだ。」

K「まあ5月に利下げという期待だったものが、6月に後ずれし、今では6月の可能性もほぼなくなり、早くても9月という見方になっているわけだからな。」

H「そうだな。今後の経済指標次第では、もっと遅れる恐れも意識されているしな。」

K「今年に入って利下げ期待から買われてきたことを考えれば、利下げ期待が後退してきたため、米国株が弱くなってきたのも仕方ないだろう。」

H「米国株の弱さをうけて、今日の日本株は軟調に始まった。日経平均は200円超の下落で始まり、寄り後には300円超の下落となる場面も見られたからな。」

K「ただ今日は売りは続かず、売り一巡後は買われてくる動きになっている。昨日売られた半導体関連株に押し目買いが入り、投資家心理に追い風になった。」

H「足元弱かった新興市場も朝方早々に切り返して上げて来ており、それも好感されている。」

K「新興市場は単なるリバウンド的な動きともいえなくもないが・・。」

H「結局、前場は日経平均、TOPIX共にプラスで引けており、いずれも前場の高値で引けていた。」

K「後場には一段高となり、日経平均は225円高となる場面も見られたが、後場後半には弱含みの展開になり、上げ幅縮小の動きになっている。」

H「それはTSMCの決算への警戒だろうな。」

K「そうだな。ただ日本時間14時半に発表されたTSMCの決算は市場予測を上回り、日経平均は切り返して今日の高値も超えてくる動きとなった。」

H「ああ。日経平均は250円超の上昇となる場面も見られたが、買いも続かずだ。」

K「既にTSMCは売上高の速報値を公表済みだし、1-3月期決算の着地が良いことは分かっていたからな。」

H「だよな。やはり注目は4-6月期の見通しであり、日本時間で15時発表予定だっただけに、買いも続かないのも無理はない。」

K「結局、日経平均は大引けにかけ弱含み、120円弱時の上昇で引けている。ただ38000円台は維持している。」

H「問題は今晩の米国株がどういう反応を示すかだな。」

K「そうだな。しっかりと反発してくれればいいが・・。」

H「米国では引け後にネットフリックスが決算発表を予定してる。それも注目だな。」

K「ああ。期待したいモンだ。」

 

 

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