地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2025年9月12日(金)   

H「3連休前の週末となる今日の日本市場はしっかりと続伸し、連日で最高値を更新した。」

K「ああ。強い動きは継続だな。」

H「注目された米8月CPIは、ほぼ市場予測と一致した。」

K「そうだな。それをうけ昨日の米国株は買い安心感につながって、しっかりと上昇した。」

H「債券市場では米長期金利が低下しており、来週のFOMCでの利下げが確定したような格好だ。」

K「既に利下げ期待で米国株は買われていたものの、改めて買われている。まあ利下げ期待というよりは、引き続きAI投資への期待かもな。」

H「そうだな。足元買われていた一部のAI関連株には売られるものも見られていたが、出遅れていた半導体株などが買われるなど、見直し買いが続いている。」

K「フィラデルフィア半導体指数、いわゆるSOX指数は連日で史上最高値を更新している。」

H「ダウやS&P500指数、ナスダック指数も最高値を更新した。」

K「それをうけ日本株も買い優勢で始まった。日経平均は400円超の上昇となる44800円台で寄り付くも、寄り後は買いも限定的で上げ幅縮小の動きになっている。」

H「今日はメジャーSQ算出日だったが、結構高く決まった。」

K「ああ。SQ値は45000円超えとなり、ザラバ一度も日経平均は付けていないことから、幻のSQ値になっている。」

H「日経平均は上げ縮小の動きになったものの、売りも続かなかったな。」

K「ああ。後場には再び今日の高値圏まで戻してくる場面もあったんだが、買いも続かずだ。」

H「ただ底堅さも見られており、結局日経平均は395円高で引けている。」

K「まあ幻のSQ値となったものの、しっかりプラス維持して引けているし、3連休前ということ考えれば上出来だろう。」

H「そうだな。ただグロース指数は今日も軟調であり、新興銘柄には資金が流れていない感じで、それが気掛かりだな。」

K「まあ強い相場続けていれば、いずれグロース市場へも資金は入ってくるだろうけどな。今はハイテク株中心に主力系株に資金流れている格好だからな。」

H「ただこの動きが今後も続いていくのかどうかだよな。」

K「そうだな。メジャーSQを境に投機筋の動きが変わることもあるからな。」

H「ただ総裁選の実施も決まったし、その期待が支えになるという見方も多い。」

K「とりあえず来週はFOMCに日銀会合だ。まずはそれらを無事に通過できるかどうかだな。」

H「そうだな。FOMCでは0.25%の利下げが想定されており、日銀会合では引き続き利上げ見送られる見通しだ。」

K「まあそれらに関してはサプライズはないだろうな。問題は次回以降だ。」

H「だろうな。それを来週の会合で示唆されるのかどうかだな。」

K「ああ。FRBは来月も利下げを続けるのか、日銀は来月の利上げがあるのか、それらを示すヒントが出てくるか注目される。」

H「まずは日本が連休中、米国株の強さが続いて欲しいもんだな。期待したいモンだ。」


2025年9月11日(木)   

H「今日の日本市場はしっかりと続伸し、日経平均、TOPIX共に連日で最高値更新した。」

K「ああ。ただ結構いびつだな。日経平均大きく上昇したが、TOPIXはマイナス圏での推移も目立っており、小幅高程度で引けている。」

H「そうだな。寄与度が大きい銘柄の上昇で、日経平均を押し上げている。」

K「ああ。値上がり銘柄数より値下がり銘柄数の方が多くなっており、明日のメジャーSQをにらんだ動きの可能性もあるかもな。」

H「それに引き続き昨日の米国市場でAI関連などのハイテク株が強かったことが追い風になっているといえる。」

K「まあ、そっちの方が大きいかもな。オラクルが想定通り派手に上げたほか、アームも派手に上げたことで、日本市場ではソフトバンクGの強さが目立った。」

H「ソフトバンクGは上場来高値更新しており、今日の日経平均を330円ほど押し上げた。」

K「ほかにもアドバンテストもしっかり上昇し、日経平均を155円ほど押し上げた。」

H「それに加えて東京エレクやディスコ、フジクラも加えれば、この5銘柄で今日の上昇分を賄える。」

K「もちろん明日メジャーSQを控えていることも、上昇に拍車をかけた面もあるだろうけどな。」

H「まあそうだろうな。日経平均は前場も後場も垂れて上げ縮小する場面もあったんだが、44000円は割り込まず、その近くでは下げ渋ったしな。」

K「後場は日銀がETF売却を示唆したと海外メディアで13時頃に報じられおり、それを機に上げ縮小する動きになったようだ。」

H「その報道が徐々に広がり、結構垂れたものの、44000円付近ではしっかりと下げ止まった。」

K「そうだな。売却方法や時期など具体的なことは書かれていないし、似たような報道は以前から出ていたからな。」

H「ああ。それだけに目新しさもなく売りも続かなかったんだろう。」

K「その後、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が、岸田文雄前首相と国会内で面会し、総裁選に出馬する意向を伝えたと伝わった。」

H「それをうけ為替が円安へ振れてきており、日経平均は大引けにかけ戻してくる動きになっている。」

K「ただこれも目新しさはないよな。既に数日前に、高市氏は推薦人の確保に目途がつき、総裁選出馬意向固めると報じられていた。」

H「ああ。週内にも表明の見通しだとも報じられていたしな。」

K「それでも市場は高市トレードでしっかりと反応するんだからな。まあ当然短期資金なんだろうけど。」

H「あとは小泉農水相だな。まだ出馬するかは不透明であり、一部では出馬見送るのではとの見方もあるようだ。」

K「別の筋からは、来週にも出馬表明する準備をしているとの話もある。まあ今はいろいろと思惑が交錯しやすい時だからな。」

H「ああ。とりあえず明日のメジャーSQ通過後も、日本株は強い動き続けられるのか注目だな。期待したいモンだ。」


2025年9月10日(水)   

H「メジャーSQ週の水曜日となる今日の日本市場はしっかりと反発した。」

K「ああ。昨日は日経平均が44000円台に乗せた後の下落で、ほぼ安値引けということもあり、イヤな感じで引けたからな。」

H「ああ。それだけに今日しっかりと反発したのは、投資家心理的にも大きいといえる。」

K「そうだな。昨日の米国株がしっかりと続伸し、ダウ、S&P500指数、ナスダック指数が揃って最高値を更新した。」

H「3指数揃っての最高値更新は、えらい久しぶりだな。」

K「米労働省が朝方に発表した雇用統計の年次改定の速報値は、想定以上の改定となった。」

H「ああ。今年3月までの1年間の雇用者数は91万1000人程度の下方修正になるとのことだ。これは過去最大となる。」

K「これが重しとなり朝方は主要株価指数はマイナス圏での推移となる場面も見られていたんだが、売りも続かず、その後は買われてくる動きになっている。」

H「利下げ期待が支えになったようだ。」

K「まあの改定速報で、FRBは利下げしやすさは強まったといえるからな。」

H「これで今週発表される米CPIが落ち着いた数字にとどまれば、尚更利下げがしやすくなる。」

K「ただ利下げ期待も米国株高要因となったといえるが、それに加えてAI関連株の上昇が刺激になっている面もあるだろうな。」

H「ああ。特にAIクラウドやデータセンター関連株の上昇が目立っていた。」

K「AIデータセンターなど手掛けるオランダのネビウスが、5年間で最大194億ドル(約2兆8600億円)の大型契約をマイクロソフトから受注したと発表したことが刺激になった。」

H「そうだな。それにより依然としてAI投資への意欲は衰えていないとの見方から、関連株が色々と買われた。」

K「ネビウスは49.42%高も上昇し、同業のコアウィーブやスーパーマイクロコンピューターなども大きく買われた。」

H「今日の日本市場でもAIデータセンター関連株には買われるものが目立っており、日本株の上昇要因になったといえる。」

K「そうだな。昨夕には、日銀は政治混迷でも年内利上げ排除せずとも伝わり重しになっていた面もあるが、AI関連株が買われて、その懸念を打ち消した格好だ。」

H「米国市場引け後に米オラクルが決算発表し、受注が急増していることが明らかになったことも追い風になっている。」

K「ああ。オラクルとスターゲート事業手掛けるソフトバンクGが買われたほか、データセンター向け光ファイバーケーブルなど手掛けるフジクラなども買われた。」

H「アドバンテストやディスコなどもしっかりと買われており、日経平均を押し上げた。」

K「日経平均はしっかりと上昇して最高値を更新してきた。TOPIXも最高値更新だ。」

H「これでまた日経平均44000円も見えてきたな。明日もしっかりと上昇して欲しいもんだ。」


2025年9月9日(火)   

H「今日の日本市場は反落となってしまった。」

K「ああ。昨日の米国株はしっかりと反発し、ナスダック指数は最高値を更新したんだけどな。」

H「そうだな。その影響もあり日本市場では半導体関連株に買われているものが目立っていた。」

K「日経平均、TOPIX共に下げたとはいえ、朝方は結構強かったからな。」

H「ああ。日経平均は上昇して始まり寄り後も上げ拡大する動きで、節目の44000円台に初めて乗せる場面も見られた。」

K「日経平均は500円超の上昇となり、44185円まで上げたからな。」

H「しかしその後は買いが止まったかのように垂れてしまう展開となり、日経平均は44000円もあっさりと割り込んでしまった。」

K「そうだな。買戻しも一巡したような感じだな。今週末にはメジャーSQを控えており、44000円を超えてきたことにより、先物にヘッジ的な買いも入ってきたんだろう。」

H「まあコールオプションをショートしている向きは、ヘッジで先物買いを入れざるを得ないからな。」

K「ああ。その買いで44100円台まで上昇したが、ヘッジ買い一巡後は買いを入れる向きは乏しくなり失速してしまったということだな。」

H「為替が円高気味に触れてきていたことも重しになっているようだ。」

K「自民党の河野太郎氏が、円安是正のため日銀は利上げをすべきとの見解を示したことが前場中に伝わった。」

H「それが円高圧力に繋がった可能性もあるかもな。」

K「ただ河野氏は自民総裁選に出馬するかは、検討中だということで明らかにしていない。まあ推薦人20人を集めることができるのか疑問もあるが。」

H「まあ利食い売りのきっかけにされた面もあるのかもな。」

K「そうだな。日経平均が再び44000円を割り込んできたことで、ヘッジ的に買った先物を外す動きも見られ、日経平均上げ縮小する動きになった可能性もある。」

H「午後には、為替が更に円高へ振れてきたことから、日経平均、TOPIX共にマイナスに転じて、弱含みの動きが大引けまで続いた。」

K「結局、日経平均は180円超の下落となり今日のほぼ安値で引けている。TOPIXも今日の安値圏で引けた。」

H「TOPIXは昨日最高値を更新したが、日経平均は更新しておらず、今日は下げてしまっただけに当然更新できずだ。」

K「このまま垂れていってしまうと投資家心理的には良くないわな。しかもダブルトップみたいになってしまうし。」

H「まあ、総裁選を控えていることからも、このまま下げていってしまうとは考えにくいけどな。」

K「そうだな。総裁選までまだ日柄あるし、ある程度調整するのは悪くはないだろう。いずれまた総裁選へ向け、強い動き見せてくる期待もあるんじゃないのか。」

H「そう期待したいところだな。まずは今晩の米国株どういった動きになるのか注目だな。強い動き続けて欲しいもんだ。」


2025年9月8日(月)   

H「週明けとなる今日の日本市場は大きく続伸し、TOPIXは最高値を更新した。」

K「ああ。先週末の米国株は雇用統計をうけ売られたんだが、石破総裁が昨日辞任を表明したことで、一転して買われる動きになった。」

H「そうだな。日経先物は先週末夜間取引で下げて引けていたからな。」

K「注目された米8月雇用統計は市場予測を下回った。7月分は若干上方修正されたものの、6月分は更に下方修正されて、前月比で減少に転じた。」

H「非農業部門雇用者数の減少は2020年以来のことだ。」

K「ああ。これをうけ利下げ期待から米国株は買われて始まったんだが、買いも続かずだ。」

H「そうだな。景気減速の方が懸念され、買い一巡後は売られる動きになっている。」

K「ダウは一時400ドル超の下落となるも、利下げ期待が支えとなり、何とか下げ渋った。」

H「結局、ダウは220ドル程度の下落で引けている。」

K「為替は円高気味だったし、そのままならば、今日の日本株は売られていたかもな。」

H「ああ。ところが昨夕、石破首相が自民総裁を辞任すると表明した。8日にも総裁選前倒し要求の意思確認が行われる予定だった。」

K「そうだな。ただある意味、これでよかったのかもな。総裁選前倒しの要求が過半数越えで、総裁選をやるよりは、石破総裁が自ら辞任して総裁やる方が、自民党にとっては良いだろう。」

H「まあそうだろうな。」

K「総裁選決定により、先週末の米雇用統計を打ち消して、為替は円安へ進行している。」

H「それも日本株には追い風になったようだ。」

K「そうだな。総裁替われば石破首相より積極財政政策になるとの見方から、円が売られた。ただ債券市場では債券売りとはならず、金利上昇にならずだ。」

H「ああ。財政懸念から、債券売りで金利上昇となっても不思議はなかったが、そうならなかったことも日本株には追い風になったようだ。」

K「まあ、自民総裁が変わり、首相が変わり、新たな内閣が発足することになるため、日銀は利上げしにくくなったとの見方も多いようだ。」

H「だろうな。それに新総裁候補である高市氏は、利上げに難色を示したことも多いため、リフレ派とみられているからな。」

K「ただ市場では小泉農水相が出馬するなら、高市氏よりは優勢との見方も多い。」

H「だろうな。去年の総裁選では、石破氏と高市氏の決選投票となったが、高市氏は敗れている。自民党内では高市氏の人気は大きくはない。」

K「前回石破氏に投票した議員は、小泉農水相に投票するとみられているからな。」

H「まあ、誰になるとしても、今の石破政権よりは期待できるとの見方が多いだけに、日本株買いに繋がっているんだろうな。」

K「実際総裁選は、10月上旬、まあ4日となる案が浮上しているようだが、それまで強い動き続けばいいけどな。」

H「そうだな。期待したいモンだ。」

 

 

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