■社長の雑感!

グレイル社長が相場をみて感じた事が中心に書かれています。<不定期更新>


2019年06月07日 (金)

世界は完全に利下げモードに入っております。
特に米国市場は早期の利下げ予想が市場を動かしているようですね。
トランプ大統領の望むとおりの展開なのかもしれません。
さて、そのためにも今晩発表の雇用統計は重要になります。
雇用者数や失業率よりも注目されるのは賃金の上昇率でしょう。
雇用者数、失業率も若干悪いほうが利上げ期待につながりやすいとは思いますが、これらはそれほど悪い数字にはならないという予想です。
4月雇用統計では0.2%の賃金上昇率でしたので急激に伸びるとも思えないのですが予想値は次のとおりです。

失業率  3.6%

非農業部門雇用者数  17.5万人

賃金上昇率  0.3%

理想としては賃金上昇は0.2%以下でしょうか。そうなるとさらに6月利下げ期待は高まることになり、FEDもやらざるを得ないように追い込まれると思います。

 

 

 

2019年05月31日 (金)

本日は寄付き前にトランプ大統領のたった1つのツイートが相場全体の流れをガラッと変えてしまいました。
トランプ大統領の常態化したやり方というのはまず米国引け後に新たな発言をし、その後の市場動向をみて軌道修正するなりという方法のようにみえます。
日本市場はとばっちりを当然受けるわけで困ったものですが、それが米国市場に入る前のクッションにもなっていると思います。

さて、本日のトランプ大統領のつぶやきですが、メキシコからの輸入品全てにまず5%の関税をかけ、これを1ヶ月ごとに5%ずつ引き上げるというものです。
これはメキシコ政府が不法移民対策を講じないための報復措置としていますが、かなり無理がある主張だと思います。
本当に実施されればメキシコ経済はメチャクチャになるでしょうし、NAFTAを機にメキシコで生産している日本企業は今後米国へ生産基地を移さざるを得ません。
これは相当な負担にもなります。

トランプ大統領の目的はどこにあるのかを考えてみると、どうも壁建設費用にあるのではないかと思います。
以前にもメキシコ政府に壁建設費用を負担させると発言を何度もしておりまして、これをメキシコ側は無視していました。
そこで考えたのが今回の関税ではないかと思います。

ただ、メキシコ政府が壁建設費用を負担できるとも思えず、妥協案として監視の強化を米政府と約束できればトランプ大統領も公約した壁建設は無理でもこうして不法移民問題に一定の解決策を見いだしたと有権者に説明するということではないでしょうか。

実際、壁建設に関してはトランプ大統領が国家非常事態宣言を出しており、16州は大統領を提訴しているので予算付けは無理です。
その為の代替案が今回の関税ではないかと思います。
メキシコ政府が資金を出してくれれば壁建設をするでしょうし(実際にはトランプ大統領が要求するであろう額は1兆円弱ですから、これは無理だと思います。)、出さなくても国境警備にメキシコ政府がもっと力を注いでくれれば選挙民に対して言い訳ができるというところではないかと思います。
早期に落としどころが見つかると良いのですが、今はメキシコ側の出方に注目です。

それにしても新NAFTAは一体何だったのでしょう?

 

 

 

2019年05月25日 (土)

連休が明けてから相場は一変してしまった様子ですが、米中通商交渉の行方は混沌としていますね。
いくつかの報道を総合すると、トランプ大統領が関税を突然25%に引き上げた背景には中国側が合意内容のおよそ1/3を一方的に削除したことが発端のようです。

中国側の交渉窓口は劉鶴副首相であったわけで、そうなると今までの交渉過程というのは交渉を任せた習近平氏にも逐一報告していたはずです。
ところがこれが突然ひっくり返されたのは共産党内でこの合意を認めないという決定がなされた可能性が高いと判断できます。
当初この話が出た時には習氏の交渉術なのかな?とも考えましたが、それでは劉副首相の面子をつぶしてしまいますからそんな可能性もなさそうです。

共産党の機関決定がこの合意は認めずということならば習総書記も無視することは出来ません。
盤石に見える習体制というのも案外脆いのかもしれません。

ファーウェイ問題はさらに複雑です。
5Gは次世代の通信インフラの根幹を成すことなのですが、どうやら米国はこの問題を重視してこなかったようです。
度重なる豪州からの提言でようやく危機を悟ったと考えられます。

私がこの話で思い出したのは1980年代の日米半導体摩擦です。
当時の米国製品や武器において半導体のおよそ80%が日本製であったので、これに危機感を抱いた米国政府は100%の報復関税をかけることになりました。
その後日本の半導体産業は衰退しましたが、米国の半導体産業というのは今でも優位性を保っている企業があるという状況です。
当時も今も日本は米国と友好国のはずなんですけれど…。

ただ当時の日本と今の中国にはその人口差による内需の差があるので、一概に同じような末路を辿るかというとそうとも言い切れません。
やはり内需が強い国、輸入が大きい国というのは強いです。
現実に今回の関税引上げやファーウェイ問題で損害を受けている米国企業のCEOはトランプ政権に対して不満たらたらのようです。

ですから、米中通商交渉とファーウェイ規制問題というのは別物として考えたほうが良いかもしれません。
ファーウェイに対する規制の目的は米国産業が5Gにおいてファーウェイの技術力に追いつくことが目的なのだと思います。


 

 

2019年4月16日 (火)

なかなか凄い相場ですね。
個人投資家を中心に資金の短期化と受皿探しに困っているといった感じでしょうか。
デイトレーダーにはおいしい相場でしょう。
昔ならば仕手株が乱舞していてもおかしくはないのですが、今はそうしたものに個人投資家はあまり入らないですからその代わりが材料株であったりするのでしょうね。
本日の4582シンバイオ製薬、4585UMNファーマの動きをみておりますと頑張っている個人投資家がいるのでしょうか。
完全な需給と値動きのみの相場形成です。
しかし、宝物は埋まっていますのでそうした宝物を発掘することに注力したほうが今は良いかもしれません。
もちろん腕の覚えのある投機家ならばデイトレードに勤しむのが正解ではあります。

日経平均も強いですが、こちらは恐らくHF(ヘッジファンド)でしょう。
現物市場の動向とはとてもちぐはぐな印象をもつ相場展開になっています。

トランプ大統領の発言により欧州とも貿易摩擦という声も聞かれますが、おそらくこちらはポーズが8割方ではないかと思います。
彼が意識しているのはなんといっても株高であり、欧米間で貿易戦争が勃発すればそれがどれだけ甚大な影響を与えるのかは理解(というよりも米中通商交渉で思い知った…)しているでしょうから必要以上に懸念することもないのではと思います。

日本はこれから決算シーズンに入ります。
総じて保守的なものが出てくるでしょうけれど、製造業に関しては悪抜け感が強い銘柄が多数出てくるのではないでしょうか。

 

2019年04月12日 (金)

今月後半からは10連休が待ちかまえております。
巷で言われているのはこの連休と、その前のリスクを避ける売りが出てくるだろうということでした。

ここにきて米中通商交渉はかなり合意に近づいておりますし、BREXIT問題も延期になりましたので、双方供にかなりリスクは軽減されたといって良いと思います。
そうなると10連休最大のリスクというのは何か?

一番はベネズエラとイランでしょうか。
両国ともに米国の制裁強化が可能性としてはあり、特にベネズエラに関しては独裁政権が続いているので突如の政権崩壊の可能性もあるかもしれません。
ですからエネルギー関連株というのは売り買い供にポジションを持つのは避けたほうが無難でしょう。

リセッションに関しては見方が割れていますが、米中通商交渉、BREXITの二つが好転してきているので強気派が増加中です。
世界の資金が再び米国に集中してきているのは確かですし、だから米国市場は強いのでしょう。

日本単独の懸念としてはなんといっても来週からの日米通商交渉でしょう。
実質的な日米FTA交渉なのにTAG(日米物品協定)と言い換えている時点で勝ち目の薄い交渉ではあります。
ただ、これも10連休前にある程度道筋が見えてくればさらに連休前の手じまい売りを仕込みやすくなるでしょう。

蛇足:
我々は10連休といえども、普段とあまり変わらないのですよね。
他国のマーケットは動いていますし、為替だって動いているわけです。
こうしたことに目配りしながらの休日になるので、普段とほとんど変わりません。
もちろん、会社は休みですが…



 

2019年04月05日 (金)

個人マネーは相当短期化している印象ですね。
普段は中長期目線の人もなかなか10連休前のこの時期にポジションをもてないと感じております。

物色難でもありますね。
材料も乏しく、その中で個人投資家が針小棒大に売買しているというのが今の相場ではあるようです。
こうした時には買いを煽ったり、売りを誘ったりの悪さをする資金も出てきます。
気をつけて下さい。
物色難だとこうした値動き良い銘柄についつい手を出したくなります。
しかし、相場に継続性もなく、上値もいくらかわからないので大きく儲けられるはずもありません。
相場が続けば出たり入ったりして結局は実にならないものです。

主力系は大分元気を取り戻していますね。
上値を抑えていたのは国内機関投資家でしょうから、その売りが徐々にこなれて上値を試しています。
来週のオプションSQに絡む先物買いがある程度は影響していると思いますけれど、この時期の益出しは無理してまで売る必要はありませんからもう落ち着いてきてはいますが、来週になればさらに落ち着くことになるでしょう。

 

 

 

2019年03月29日 (金)

市場全体としてはなかなか地に足がついていないといいますか、上げ下げを繰り返す激しい1週間でした。
月曜日には先物に売り仕掛けがあり、その後は配当再投資で騰げてその反動から下げるという状況ですが、この辺りがまあ居心地良い適正な株価位置なのでしょう。

来週からは名実ともに4月相場入りとなります。
例年と違い、今年はゴールデン・ウィークが10連休となりますので必要以上に資金は短期化すると考えられます。
連休が近づくにつれて資金は徐々に徐々に短期化しそうです。
そう考えますと中旬以降には個人投資家中心にポジション調整が始まりそうですからまともトレードできるのは4/12辺りまでで、そこからは個別物色でしかも荒い値動きになるかもしれませんね。

もっとも、それはそれで楽しめる相場になるわけです。
4月相場は売り買いともに投機マネー中心で賑わう月になりそうです。


 


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