2026年3月13日(金)
H「週末となる今日の日本市場は続落となった。日経平均は一時1100円超下げる場面もあったが、その後は下げ渋り、633円安で引けている。」
K「ああ。昨晩の米国株が大きく下げた流れをそのまま引き継いだ形だな。中東情勢の緊迫化を背景に原油相場が大きく上昇し、リスク回避の売りが広がった。」
H「そうだな。ペルシャ湾周辺でタンカーへの攻撃が相次いで報じられていることに加え、イランの新たな最高指導者モジタバ・ハメネイ師が初めて声明を出し、ホルムズ海峡の封鎖を継続すると表明したことで、情勢長期化への警戒感が一段と強まった。」
K「それに加えて、プライベートクレジットを巡る不透明感も引き続き意識され、米国では金融株が売られていた。主要株価指数は終日軟調な展開で、ダウは739ドル安と1.5%超の下落、S&P500も同程度下げ、ナスダックは1.8%近い下落だった。」
H「その流れを受けて日本株も売り優勢で始まったな。日経平均は865円安で寄り付き、54000円を大きく割り込むと、寄り後には53200円台まで突っ込み、1100円超の下落となる場面もあった。」
K「ただ、その後は押し目買いが優勢となり、日経平均も切り返して54000円台を回復する場面もあった。ただその水準では戻り売りも出やすく、前場は53700円台の666円安で引けている。」
H「今日はメジャーSQ算出日だったが、SQ値は52,909.45円となった。随分と安く決まった。」
K「いわゆる幻のSQ値だな。ザラ場では一度も付けていない水準だ。朝方弱かったのはSQ絡みの売りが寄り付きで結構出ていたことも影響していたようだ。」
H「後場に入ると日経平均は方向感に乏しい揉み合いの動きだったな。」
K「週末ということもあり、買い方も売り方もポジションを持ち越したくない向きが多かったんだろう。ポジション調整中心の不安定な動きになっていた。」
H「結局、日経平均は53800円台で633円安で引けている。」
K「主力株には売られる銘柄が目立っていたものの、中小型株は結構元気だったな。テーマ株や個別材料株など派手に物色されている銘柄も見られ、物色意欲自体は依然として旺盛だ。」
H「ただマクロ環境はあまり良くない。今日も株安、債券安、円安といったトリプル安の状態になっている。」
K「それに加えて、日本時間午後にはトランプ大統領が自身のSNSで『今日、イランで何が起こるか見てみよう』と発言している。何か計画しているのではないかとの思惑も出ているな。」
H「さらに、イランの弾道ミサイルがトルコのNATOインジルリク空軍基地を標的にしたとも伝わっている。真偽は不明だが、ここには米軍の核兵器が保管されているだけに、週末の情勢はかなり不透明だ。」
K「そうだな。地政学リスクの行方次第では、来週のマーケットも引き続き荒い展開になる可能性が高そうだ。」
H「週明けまで収束へ進展がみられるようならいいのだが。逆に更に緊迫化しているようだと、来週も波乱含みだな。」
K「ああ。注目しておきたいモンだ。」