2026年8月26日(水)
H「今日の日本市場はしっかりと続伸した。」
K「ああ。朝方は日経平均が下げていたんだが、そこから見事に切り返したな。」
H「そうだな。日経平均は前場一時400円超下落したからな。」
K「やはり今晩のエヌビディア決算を前に、AI・半導体関連株には利益確定売りが出ていた。」
H「東エレクやキオクシア、電線株などが売られ、朝方は指数を大きく押し下げていたな。」
K「ただ、それでもプライム市場では値上がり銘柄の方が圧倒的に多かった。日経平均が大きく下げている割には、地合い自体は悪くなかったんだ。」
H「そうなんだよ。昨日の米国株が上昇していたことに加え、米長期金利や原油相場が低下したことも安心感に繋がっていた。」
K「イラン情勢を巡っても、昨晩は過度な懸念が和らぐ報道も出ていたからな。」
H「そうだな。朝方にAI・半導体関連株が売られたが、売り一巡後は買い戻しが入り、日経平均は一気にプラスへ切り返した。」
K「アドバンテストなんかは朝方売られていたのに、その後は一転して日経平均を大きく押し上げる展開になったからな。」
H「ただAI・半導体関連株が全面高というわけではなかった。エヌビディア決算を前に積極的には買いにくいんだろう。」
K「一方で証券や銀行、保険、医薬品など幅広い業種が買われ、TOPIXもしっかりと続伸した。指数以上に市場全体の底堅さを感じる一日だったともいえる。」
H「問題は今晩だな。まず米国では7月PCEデフレーターが発表される。」
K「FRBが重視する物価指標だけに注目度は高い。市場ではインフレがやや鈍化するとの期待もあるだけに、予想を上回れば米長期金利上昇や利上げ警戒に繋がりかねない。」
H「逆に落ち着いた数字なら金利低下に繋がり、株式市場には追い風だな。」
H「ただ、それ以上に注目なのは米国市場引け後のエヌビディア決算だろう。」
K「そうだな。市場予想では2Q売上高が約920億ドル、調整後EPSが2.09ドル程度と、前年同期からほぼ倍増する高成長が見込まれている。」
H「ただ、今回特に重要なのは3Qガイダンスだろう。」
K「ああ。市場では3Q売上高が約1040億ドルまで拡大すると予想されている。それだけに2Q実績が市場予想を上回っても、3Qガイダンスが期待に届かなければ失望売りに繋がりかねない。」
H「逆に3Q売上高見通しが市場予想を明確に上回れば、AI需要の強さを改めて確認することになるな。」
K「そうだな。それに次世代GPU『Rubin』の立ち上がりやデータセンター需要、粗利益率、中国向け事業についての説明も注目される。」
H「最近のエヌビディアは好決算でも売られることが多いだけに、単なる市場予想超えでは物足りないということだな。」
K「そういうことだ。2Qの数字だけでなく、3Qガイダンスをどこまで強く出してくるかが、明日の日本のAI・半導体関連株を左右することになりそうだ。」
H「だろうな。エヌビディア株が時間外で大きく動けば、当然明日の日本市場のAI・半導体関連株にも直撃する。」
K「そういう意味では、今日の日経平均とTOPIXが続伸したからといって安心は出来ない。今晩のPCEデフレーター、そしてエヌビディア決算を受けて、明日は再び値動きの荒い相場になる可能性もありそうだな。」
H「週末にはジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長の講演も控えている。」
K「イベントはまだ続くからな。今日の強さは評価出来るが、ここから積極的に上値を追うには、まず今晩の二つの重要イベントを無事通過出来るか確認したいところだ。」
H「そうだな。期待したいモンだ。」