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9月3日(金)

H「週末の日経平均はしっかりと続伸した。これで3日続伸だ。」

K「ああ、良い感じだな。昨晩の米国市場は反動安が懸念されたが、しっかりと続伸した事が好感された。それに昨日発表された米経済指標も悪くなく、更に景気減速懸念が後退したようだ。」

H「新規失業保険申請件数や、小売各社の8月既存店売上高、それに中古住宅成約指数がいずれも予測より良かったからな。」

K「まあ、雇用統計発表を控えているだけに、上値は重かったものの、しっかりとプラスで引けたのは好感できる。」

H「かなり悪化していた市場心理もここに来て結構改善してきたようだし、このまま地合本格回復という展開になって行ければ良いのだが・・・。」

K「とにかく今晩の雇用統計だな。ここ数日の経済指標は良い物が目立ってきたが、雇用統計はそんなモン簡単に吹き飛ばす力がある。もちろん逆に追い風となる期待もあるんだが・・・。」

H「しかし極端に強い数字が出されると言う期待は、乏しいかもな。ADP雇用統計は良くなかったし、雇用が急回復しているとも思えない。回復していくとしてもこれからだろう。」

K「まあ、雇用統計は遅行指数だけに、景気に遅れて改善していくからな。ただ何せブレが大きい指標だ。意外と極端に強い数字が出てくるなんて事があるかも知れない。」

H「なら良いが・・・。今日は日経平均堅調に始まり寄り後もしっかりの展開だったが、やはり9100円台は重さが見られているな。」

K「9100円台は今週月曜日に金融緩和で買われた水準だ。それだけにどうしても戻り売りも出やすいし、その警戒から新たな買いも入れにくい。」

H「後場は上値の重さも嫌気し垂れる場面あったものの、底堅さも見られており、結局9100円台に戻して引けている。上値は重いがある意味底堅さも見られている。」

K「ただ雇用統計控えているだけに、売り込みにくさが強いと言うこともあるだろう。今日はポジションをクローズしてくる向きが結構居たようだ。買い手は手仕舞い売り、売り手は買い戻しに動いており、売り買い交錯していたといえるだろう。」

H「まあ、昨日まで売られていた銘柄が今日は買われていたりしているからな。雇用統計前に手仕舞いに動いてきたということか・・。」

K「雇用統計で流れが変わる懸念があるからな。それに米国は月曜日が休場となる。それだけに米国勢は3連休前ということあり、手仕舞いの動き目立っていたんだろう。」

H「為替も随分と落ち着いてきた。1ドル84台前半で落ち着いてしまうのもどうかと思うが・・・。」

K「そうだな。既に85円は遠い水準に思えてきた。というか84円台に慣れてきた。更に円高進行しないのは良いんだが、輸出企業の想定為替レートはまだまだ円安水準だからな。こんな水準で定着されても輸出企業は困るだろう。」

H「だよな。まあ急速な円高進行で無ければ、企業努力次第で円高の悪影響を軽減することは出来るとはいえ、この円高水準で落ち着かれるのもどうかと思うが・・・。」

K「まあ、嵐の前の静けさといった感じだろう。今晩には為替市場にとっても一大イベントである雇用統計発表が控えている。発表直後は毎回のように為替市場は派手に変動するからな。それにより大きく居場所を変えるということもあるだろう。」

H「ただこの水準から、更なる円高水準へと居場所を変えられるとやっかいだ。」

K「どうだろうな。多少悪くても円高進行は一時的で、その後はドル買い戻しの動き強まる期待はあるだろう。米国は3連休前となるし、ヘッジファンドなどの円買い持ちポジション高止まりしている事を考えれば、雇用統計を機に買い戻しに動くという可能性はある。雇用統計が良くても悪くてもだ。」

H「ようは、雇用統計数字関係なく、手仕舞いに来ると・・・。」

K「そう言う向きも多いんじゃないのか。政府・日銀が円高牽制しながらも、無視するように円買いしてきた投機筋は多いからな。代表選に出馬した小沢氏は、為替介入も辞さない構えを示しているし、雇用統計は手仕舞う良い機会とも言えるだろう。」

H「そうなりゃ良いけどな。来週には日銀金融政策決定会合を控えているが、そこでサプライズ的に何か打ち出してくれれば面白いんだが・・・。」

K「無理だろう。今週の臨時会合後の記者会見を聞く限り、期待は出来ない。」

H「だよな。金融政策決定会合後に改めて円買い圧力強まると警戒する向きもいるようだ。それだけに、雇用統計で一旦買い戻ししても、来週改めて円買いに動く投機筋も出てくるかも知れない。」

K「どうだろうな。そうならないよう、日銀ももっと牽制して欲しいモンだ。」

H「取りあえず今晩の雇用統計だな。発表後に為替が何処で落ち着くのか注目したい。」


9月2日(木)

H「日経平均は大幅に続伸した。昨日も三桁の上昇となったが、今日も連日で三桁の上昇となった。節目の9000円も何とか回復したしな。」

K「ああ。昨晩の米国市場がこれまた派手に上昇した。米ダウは8月下落した分の半分以上を昨晩一日で取り返した格好だ。」

H「朝方発表されたADP雇用統計が予測を下ブレ、前月比で減少に転じたのにはキモ冷やした市場関係者多かったようだが、米国市場は大幅高で始まった。」

K「ああ。日本のザラバ中に発表されている中国PMIやオーストラリアのGDPが良かったことが好感されているようだ。欧州の経済指標悪かったんだが、やはり新興国の景気減速懸念も強かっただけに、中国PMIの上ブレを見てその懸念が後退したんだろうな。」

H「まあ言ってみれば、昨日の日本市場もそれで上げたようなモンだからな。」

K「それにADP雇用統計良くても悪くても、結局は週末の雇用統計が重要なだけに、気にしても仕方ないと言う面もあるだろう。ADP雇用統計は政府発表の雇用統計を占う上では重要だが、決して相関性高いとは言えないからな。」

H「他に好材料があったことから、取りあえず昨晩は見て見ぬふりをしたと言う訳か・・・。」

K「だろうな。しかも、寄り後に発表されたISM製造業景気指数、つまり米PMIは市場予測を大きく上回り前月より増加に転じた。中国PMI同様に4ヶ月ぶりの増加であり、過度な景気減速懸念が更に後退した。」

H「それによりダウは一段高となり、景気敏感株中心に値を伸ばした。その後も底堅い推移で高値圏揉み合いが大引けまで続いている。」

K「昨日の米PMIは確かに強い数字だ。前々回よりも増加しており好感出来る。中国PMIと揃って良かっただけに、市場は尚更好感したと言える。」

H「そうだな。市場は本当に過度に警戒し過ぎていたのかもな。実際はそれほど景気減速して行かないと言う可能性もありそうだ。」

K「どうだろうな。週末の雇用統計で再び景気減速懸念再燃しても不思議はないけどな。ただ今の株価水準は過度に警戒し過ぎているというのは確かだろう。しかしながら、そう市場が確信するには昨日の経済指標だけでは物足りない。」

H「確かにそうかもな。やはり好感出来る経済指標が相次いで出てこないと・・・。」

K「ああ。昨晩の強い米経済指標をうけ、為替は円安と進行したものの、円高基調の流れが変わったとは言えないからな。」

H「そうだな。日本時間には結構円高へと戻してしまっているし、基調はまだ円高方向というのは変わりない感じだ。」

K「下手すりゃ週末の米雇用統計へ向け、一段と円高へと進行するという懸念もある。その後は雇用統計次第だろうけどな。まあ雇用統計が想定内に収まれば、出尽くし的にドル買い戻されるという展開はあるだろうけどな。」

H「今日は日経平均大幅高で始まったんだが、後場にはマイナスになるのか?という場面まで見られた。節目の9000円だって割り込んでいたからな。この動きを見る限り、やはり昨日の米経済指標では流れは変わっていないと言えるかもな。」

K「仕方ないだろう。雇用統計控えているだけに、積極的には上値は買えない。月曜日の金融緩和で上昇した場面で買い向かってしまった投資家も多いだろうし、そう言う向きのやれやれ売りが出て来ても不思議はない。」

H「引け後に先週の投資主体別売買動向が発表された。先週は日経平均9000円割れとなり波乱含みの展開だったが、主な売り手は海外勢だった。」

K「そうだな。一方で買い手は信託銀行だ。まあこれは公的年金買いと見て良いだろう。日経平均8800円台では公的買いが見られていたしな。実際にしっかりと買っていると言うわけだ。」

H「個人投資家も少ないが買い越しだった。ただ規模小さく積極的に押し目買い入れていると言う感じではない。」

K「ただ投げも出ている感じでもないからな。しかし信用買い残減ってきているといえ、評価損益率は-18%以上もあり、かなり厳しい状況だ。再度下抜けてくるようだと投げが加速するという懸念もある。」

H「そうならないためにも明日の米雇用統計しっかりとした数字が出てくれば良いけどな。」

K「もちろんそうだが、個別株を見ると強引に売り込む動きがチラホラ見られているのが気になるよな。既に十分売られている銘柄が多いが、まだ空売り入れてきているヘッジファンドも多いようだ。」

H「しかしこの時期から空売ってくると言うのも解せないよな。借り株だって中間期末近いだけに、調達もそう簡単でも無いはずだが・・・。」

K「短期勝負なんじゃないのか。この時期は国内機関投資家の中間期末に伴う整理売りが出やすいからな。それを見込んで空売ってきているということもある。まあ、何かきっかけがあれば、すぐに買い戻してくると言う期待はあるだろう。」

H「そのきっかけが週末の米雇用統計になればいいのだが・・。」

K「取りあえず、派手に上げた翌日となる今晩の米国市場がどういう展開を見せるのか注目だな。」

H「ああ。雇用統計前だけにそう強い動きは期待できないだろうけどな。それでも、しっかりとした展開魅せて欲しいモンだ。」


9月1日(水)

H「名実共に9月相場入りした今日は日経平均大幅高となった。昨晩の米国市場は微妙な引け方で、為替は円高へ進行していただけに、期待した向きは乏しかったようだ。ただ、終わってみればしっかりと上昇した。」

K「ただ、この水準から更に売り込むにも材料不足と言えるのかもな。それに昨日の大幅安の反動もあったと思われる。」

H「まあ前場は上値の重さも見られていたが、10時に発表された中国PMIが予測より良く、4ヶ月ぶりの増加に転じた。それを好感して上値の重さもやや乏しくなったといえる。」

K「昼には代表選出馬を決めた小沢氏が政見発表で円売り介入に言及した事から、為替が円安へと振れてきた。それも追い風となり後場には一段高となった。まあ買い一巡後は揉み合いだったが売り込む動きは見られず最後まで底堅い展開続け、日経平均はほぼ今日の高値圏で引けている。」

H「TOPIXは高値引けだ。前場引けの段階ではTOPIXはマイナスだったものの、前場弱かった銀行株や自動車株が持ち直し、TOPIXもプラ転し後場しっかりとなった。どうも公的年金などの買いが入ってきたようだ。」

K「先物の手口を見ると、昨日派手に売り越したクレディスイスは今日は買い戻して来ている。ただ昨日売った分を考えれば大した買い越しでもない。それだけに今日は単純に先物主導で上げたとは言いがたい。」

H「そうだな。東証1部の売買代金も昨日より多いし、徐々にだが増加している。このまま増加続けてくると期待も膨らむんだが・・・。」

K「基本的には厳しいだろう。下値では公的などの買いも入るかも知れないが、週末に米雇用統計を控えているだけに、買い向かうのも難しい。結局、今週は日経平均9000円下で不安定な動きが続くんじゃないのか。」

H「9000円下か・・。せめて9000円以上で推移して欲しいが。」

K「もちろんそうだが、為替がやはり円安へとは向かいにくい。昨晩の米国時間ではCB消費者信頼感指数が予測を大きく上回ったものの、円安進行は限定的だった。この動きを見ても、為替は明らかに円高へと行きたがっている。」

H「確かにそうかもな。今日の小沢氏円売り介入言及などで一時的に円売りになる場面があったとしても、方向性を変えるには至らない。結局向かっているのは円高方向であり、その流れを大きく変えないことには、円高基調はなかなか変わらないと言う訳か・・。」

K「だろうな。それを大きく変える期待があった金融緩和も、日銀がケチったお陰で不発に終わってしまった。もはや日本に円高の流れを変える術は無い。」

H「夕方には英国の経済指標が弱かったことなどから、改めて円高へと進行している状況だ。小沢発言も既に消化してしまったようだし・・・。」

K「あとは、今晩の米国市場で発表されるADP雇用統計とISM製造業景気指数期待だな。かなり重要な経済指標だけに、これら強い数字となればドル買い要因になりやすい。もちろん流れを変えることは出来なくても、時間は稼げる。」

H「ただ時間稼いでもな・・・。」

K「後は、週末の雇用統計に期待するしかないだろう。雇用統計なら、為替の流れも大きく変えることが出来るかも知れない。かなり強い数字でも出されればな。もちろん、そうなる期待は乏しいものの、なんせ派手にブレる事が多い指標だけにあり得ない話でもないだろう。」

H「ただ逆に悪い方にブレると言う懸念もあるからな。」

K「もちろんそうだが、そうネカティブに考えてもな。昨日も言ったが市場は悲観的になりつつある。これは何も日本市場だけでない。米国市場もかなりムードは悪くなってきている。商いも日本市場同様に低調だし、株式市場から既に資金を引き揚げている向きだって多いようだ。」

H「悲観一色になれば、それだけ底打ちが近いと言うことだろ。」

K「そうなったとき、皆と一緒になって悲観的になっていたんではチャンスを逃すことになる。」

H「確かにそうだな。」

K「それに自社株買い発表も最近目立ってきているからな。やはり売られ過ぎ感も強い状況なんだろうな。問題はいつ市場がそれに気が付くかと言うことだ。正確には市場が抱いている景気減速懸念が、過度だということにいつ気が付くかだな。」

H「とにかく目先は週末の雇用統計だな。どういう数字が出てくるのか注目だ。」

K「ああ。まずは、その前哨戦といえる今晩のADP雇用統計に注目したい。もちろんISM製造業景気指数もな。」

H「期待したいモンだ。」


8月31日(火)

H「日経平均は大幅に反落してしまった。昨日は派手に上昇したものの、そんな上昇、いとも簡単に吹き飛んでしまった。」

K「昨日上げた分どころか、先週末に上げた分も全て吐き出してしまった。日経平均もTOPIXも年初来安値を更新した。」

H「結局、昨日の日銀による金融緩和は何だったんだろうな。現状の動きだけ見ると、逆効果だったように思える。」

K「そうだな。かえって下げ足を速める要因になった感じだな。一度上に振れることにより、下げやすくなるからな。」

H「そんな感じだ。昨日買い向かった投資家の投げも出て、下げ足を速める事になったといえるモンな。日銀にしてみりゃ、何ともやるせない感じだろう。」

K「だろうな。出来れば日銀は金融緩和はやりたくなかったと思われ、渋々やったと思えば逆効果になってしまったんだからな。為替も大きく円高へと進行している。」

H「昨日政府が経済対策の基本方針を発表したが内容的には目新しいことはなく、材料視はされなかった。日銀による金融緩和も発表したし、政府の経済対策も発表したし、まさに買い材料が目先無くなってしまった格好だ。」

K「ああ。ヘッジファンドなどは、これで安心して売り込める、くらいの事を思っているかもな。」

H「そんな感じだ。今日の日経平均の下落要因は、昨晩の米国市場の下落を嫌気と言う面も当然あるが、それに加えて円高進行が嫌気されている。」

K「まあ正確には、それを背景にヘッジファンドが売り仕掛けてきたと言うことだけどな。今日の先物手口見れば明らかだ。」

H「そうだな。ヘッジファンド御用達のクレディスイスが激しく売り越している。」

K「ああ。日経先物を約4000枚、TOPIX先物は何と7000枚以上の売り越しだ。まあクレディスイスは昨日まで買い戻し基調強めていたが、改めて売り込んできた格好だ。」

H「政府、日銀のイベントが通過し、内容的にも目新しさ無かったことから改めて売ってきたんだろうな。」

K「ただこうなると厳しいよな。今までは金融緩和期待などもあり、期待感もあったんだが、今となってはそれも無くなってしまっただけに、期待するのは米国市場の大きな反発しかない。つまり今週重要な経済指標発表が多いが、それらが強い数字になる事に期待する他ない状況だ。」

H「もしくは明日の中国PMIだな。」

K「基本的にはどれも警戒があることから、強い数字となれば好感されるんだが・・・。」

H「逆に悪い数字だと、改めて売り材料にされる恐れもある。まあ悪材料出尽くしと言う展開になれば良いが、今の市場心理だとそうは期待出来そうもない。」

K「あとは思い切って為替介入だな。ただ、恐らく今は動けないだろう。牽制くらいはすると思うけどな。」

H「だろうな。ただ例えこれ以上の円高が無いとしても、今の水準でウロウロしているのも問題だろ。今の水準でも輸出企業の多くは結構厳しい水準だからな。」

K「ああ。日銀がもっと早く、金融緩和していれば、また流れが変わった可能性があるかも知れないけどな。これだけ引っ張ったんなら、せめて内容にサプライズ盛り込んで欲しかった。」

H「だよな。今の日銀や政府は、市場との対話が全く出来ていないと言える。同じ事やるにしても、タイミングや言い方などによって効果は大きく変わってくるモンだ。」

K「ああ。まるでそれが解っていない。これではヘッジファンドなど投機筋にいいように利用されてしまう。今の政府、日銀は投機筋に完全にナメられているように思える。」

H「だよな。結局、政府も日銀も市場をコントロール出来ておらず、もう手の打ちようが無い状況に陥っているといえる。それを百戦錬磨の投機筋が突かないわけがない。」

K「日銀の追加緩和は海外メディアで報じられているものの、どれも批判的な書き方が多い。海外投資家がこれをみて、日本株買おうと思うか?逆に売ろうと思うかも知れない。」

H「ああ。それだけに先行き懸念は強まっている。」

K「ただ前向きに考えるならば、市場は総悲観になりつつあり、ある意味、それは買い場が近付いていることを意味する。実際にそうなれば、まだ良いのだが・・。取りあえず今晩の米国市場注目だな。経済指標も幾つかあり、実質的な追加金融緩和を決めた8/10のFOMC議事録が発表される。」

H「どれも好材料になればいいけどな。期待したいモンだ。」

 

 

 

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