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| 3月9日(火) H「日経平均は小幅に反落した。ただ連日派手に上昇したことを考えればしっかりとした展開だったといえるよな。」 K「そうだな。ザラバ中、為替が1ドル90円割り込む場面もあったんだが、目立った売りも特に出ず大崩はしなかった。」 H「ああ。前場中に為替が円高進行していった時は先物に売り物も見られたものの、仕掛け的な売りという感じではなかった。下値も限定的だったしな。」 K「もし仕掛ける気があるならば、今日などは絶好だったようにも思えるんだが・・。全体的に薄商いで為替も円高警戒感もあるような動きだったからな。そこで先物売り崩せば結構簡単に崩れたようにも思えるが・・。」 H「でもそういう向きは出てこなかった。つまり売り仕掛ける気は今日は取りあえず無かったと言う訳か・・。」 K「だろうな。先物手口を見ると警戒されているクレディスイスは今日も買い越しだった。こりゃ完全に買い戻す気なのかも知れないな。」 H「残すところ日経225先物は1500枚程度となっている。まあまともに考えれば今日のような小動きでも2日程度で買い戻せる。つまりSQまでには買い戻し出来そうだな。」 K「まあこの程度では買い戻しても株価インパクトは知れている。それだけに、ここから上値は限定的となる可能性はあるだろうな。」 H「為替がもっと円安水準になってくれれば、一段高と言う期待もあるんだが・・・。」 K「そうだな。10600円をある程度超えてくると、先物にヘッジ買いが結構入ると見られている。オプションの絡みでな。現状はまだヘッジを入れるかどうか悩む水準だけに、様子見している向きは多いようだ。」 H「10500円のコールオプションの建玉多いからな。現状はまだSQが10500円割れという可能性も十分あるだけに、様子見しているが、もっと上昇してくると、オプションの売り方がヘッジのために先物を買ってくると言うことだな。」 K「ああ。それにより先物主導で一段高という可能性がある。」 H「ただ為替が円高気味となっているだけに、このままではそうなる期待は乏しいそうだな。」 K「まあそうだろうな。コールオプション売っている向きだって、何とか抵抗する可能性だってあるからな。強引な仕掛けなどはしないだろうが、売り材料が出てくればそれを理由に先物売り強めてくると言うことはあり得るだろう。」 H「明日はSQ週の水曜日と言うこともあり警戒が必要かもな。SQ週の水曜日は波乱となることが結構多いと言われている。」 K「そうだな。まあ今晩の米国市場にかかっていそうだが、米国市場も結構強いからな。昨晩もダウやS&P500は反落したとはいえ、小幅にとどまっている。」 H「ああ。ただ昨日はハイテク株がしっかりで相場を支えた面もあるからな。シスコシステムズが何やら日本時間で今晩に重大発表をするらしいからな。その思惑から大きく買われている。」 K「何でもインターネット高速化に関する画期的な技術の発表のようだが・・・。」 H「消費者、企業、政府などに対してネットの影響を恒久的に変える重大発表との話だ。何かワクワクするよな。一体どんな技術を開発したのか・・・。」 K「楽しみだな。内容によっては大きな物色テーマとなる可能性もあるからな。」 H「そうだな。市場は新たな物色テーマに飢えているからな。新鮮で目新しいテーマが浮上していると非常に面白い。」 K「最近は、中小型株の業績回復期待銘柄がテーマとして買われているが、ここ数日はそれがPBR1倍割れの中小型株まで物色が波及してきている。中には業績回復期待乏しい企業なども派手に物色されており、ちょっと広がりすぎている感も否めない。」 H「まあ理屈も解るけどな。低PBR銘柄が買われるのも・・・。」 K「そうだな。景気回復期には良く見られる物色だからな。それだけ景気回復期待が強まってきたと言うことだろう。つまり全体的な底上げ相場になってきているとも言える。」 H「ただ、その多くが短期資金中心とも言えるだけに、そうそう続くとも思えない。中長期資金による見直し買いが入ってきている銘柄も当然あるが、それらも今や短期資金中心で相場が継続しているというモノも目立つ。」 K「ああ。まあ中低位株物色相場も悪くはないが、そろそろ目新しいテーマ欲しいところだ。」 H「今晩シスコがどういった発表をするのか注目だな。」 K「ああ。後は今晩の米国市場と為替市場がしっかり推移してくれれば有り難い。」 H「ただ為替ちょっとやばそうだな雰囲気だが・・。完全に1ドル90円割り込んでいる。」 K「何でもフィッチがポルトガル格下げの可能性を示唆したようだな。」 H「今度はポルトガルかよ・・・。」 K「まあ警戒はされていたことだけに、目新しさはないし、今すぐ格下げるって話でも無いだろうしな。ただ為替が既に反応しているだけに、このままだとやっかいだ。まあ今晩中に収まれば良いけどな。」 H「そうだな。とにかく明日どういう結果で返ってくるのか注目したい。」 3月8日(月) H「日経平均は大幅に続伸だ。先週末も大幅高したものの、今日も同じくらい上昇し、一気に10500円台乗っけてきた。」 K「ああ。先週末の米雇用統計が効いたな。ここまで爆上げするほど良い雇用統計でもないんだが、それに伴い為替が大きく円安へと振れたのが大きい。」 H「鬼門だと思っていた1ドル90円台に戻してきたからな。また日本時間になっても90円台でしっかりと推移できたことが大きい。」 K「1ドル90円台では円買い圧力強いと言われているだけに、あっさりと1ドル89円台に戻してしまうのではという警戒もあったからな。」 H「もちろん、まだ安心できる水準じゃないが、取りあえず今日は円安が好感されたと言えるだろう。」 K「ただ商いは相変わらず伸びないな。まだ実需の買い手が本気で買ってきたとは言えないし、今日の上昇だって先物買いによる上昇だと言えるだろう。」 H「確かにそうだな。先物手口見るとクレディスイスが今日も大量に買い越している。」 K「ああ。今週はメジャーSQだけに、クレディスイスの動向が注目されていたからな。正確にはクレディスイス経由のヘッジファンドやCTAの動向だが・・・。」 H「再度売ってくるとの警戒もあったが、連日派手に買い戻してきた。」 K「ああ。連日の大幅な買い越しで、クレディスイスの日経225先物の売りポジションは、残すところ2000枚程度だと見られている。2月末時点では1万枚以上の売りポジション抱えていたからな。」 H「それも買い戻してくるのか、再び売りポジション増やしてくるのか、それとも全て買い戻し、その後も買って買いポジションを新たに作ってくるのか、確かに不透明だ。」 K「しかし週末にはSQ算出控えていることから、ある程度ポジション整理したんなら、無理に新たなポジション作ってくるとは、考えにくいんだけどな。」 H「だろうな。いずれにしろ、ここからはクレディスイスの買い戻しによる上昇は期待しない方が無難だな。まあ残り2000枚買い戻すという期待はあるが、その後更に日経平均上げて行くには、やはり実需の買いが必要だろう。」 K「そうだな。日経平均1万円以下とかなら、そう言った買い手も期待できそうだが、この水準で積極的に上値を買う向きがどの程度いるのか疑問もある。」 H「だろうな。もっともっと円安にという展開になれば、上値追う買い増えそうなんだが・・・。」 K「いずれにしろ時期的にも国内機関投資家の買いは期待薄だ。去年のようなPKO的な公的年金買いも当然期待できない。この水準から更に株価を上げる意味はあまりないからな。」 H「ああ。去年は年度末へ向け怒濤の公的年金買いが入ってきたからな。更に言えば、主力株などを空売りしまくっていたヘッジファンドなどが大きく踏まれた。」 K「ああ。希に見る踏み上げ相場となったんだ。あの時は日経平均5000円なんて事も言われていたからな。」 H「今年は状況違うだけに、去年と同じような展開を期待するのは無理がある。ただ来期業績への期待感もあるからな。懸念だった米国の雇用問題も回復が見えてきているし・・・。」 K「まあ先週末に発表された雇用統計は大雪の影響なければ、増加していた可能性は確かにあるからな。次回の雇用統計では、大雪の反動から大きく増加するのではと言う期待もある。」 H「だからといって米国市場だって、その期待から上値追っていく動きになるとも思えないけどな。」 K「ああ。結局、懸念は他にもまだまだあるし、不安定な動向になりやすいのは仕方ないだろうな。ただ不安定ながらも、あれよあれよと上げていくなら面白い。」 H「そうだな。そうなれば、日本市場も実需の買い乏しくても、あれよあれよ上げていくと言う期待もありそうだな。」 K「それは結局為替次第だろう。為替もあれよあれよと円安へ向かっていくなら、期待は出来るが、そうならない限り、日本株は米国株について行けないと言うことは多いにあり得る。」 H「来週の日銀金融政策決定会合で、実際に追加の金融緩和に関して前向きなコメントでも出されれば円安へと振れる期待ありそうだが・・・。」 K「そうだな。実際に金融緩和するとしても4月以降になるだろうし、取りあえず今回の会合ではやる気だけでもしっかりと示せば効果はあるからな。逆にやる気見せないようだと失望され円高に戻りそうだが・・。」 H「いずれにしろ目先はしっかりと今の水準維持出来るかどうかだろう。為替も日経平均も・・・。」 K「そうだな。取りあえず今晩だろな。今晩しっかりと米国市場推移し、為替も1ドル90円台維持出来るかどうか注目しておきたい。」 3月5日(金) H「週末の日経平均は大幅に反発した。昨晩の米国市場がしっかりと反発したことや、為替が円安進行したこと、更に今朝の日経新聞トップでは日銀が追加金融緩和を検討と報じられたことも好感された。」 K「ああ。しかし日銀の追加金融緩和報道は驚いたな。昨日の夕方には日銀の野田委員が追加緩和に否定的な発言をしていただけに、意外感もあった。」 H「そうだな。ただその割に為替の反応は鈍いとも言えないか・・・。」 K「確かにそうとも言える。この報道が速報で流れたのは日本時間の深夜2時だったが、為替市場は急速には反応していない。その後徐々に円安と言う動きにはなったものの揉み合いの範囲内だ。まあ、その前から既にドル円相場は円安へと大きく動いていたこともあるんだろうけどな。」 H「そうだな。為替が円安へと大きく動いた主なきっかけは昨晩発表された米新規失業保険申請件数だった。その発表を受け、急速にドル買いの流れとなったからな。」 K「あとはトリシェECB総裁の声明も影響しているだろうな。それによれば今の緩和策が暫く維持される可能性が示唆されており、ユーロ売りに繋がった。またムーディーズがドイツ銀行の長期預金と長期優先債務格付けなどを格下げした事もユーロ売りに拍車をかけたようだ。」 H「ただ幸いにもユーロ円は円高へと進行していない。」 K「いや、ユーロ円は一時円高へと戻す場面もあったんだが、再び円安方向に戻したのが、日銀の追加金融緩和報道だ。この報道でドル円は言うほど反応していないが、ユーロ円には円高抑制になったと言える。」 H「しかし、いずれにしろまだまだ喜べる水準ではなく、依然として円高水準だと言えるだろう。ドル円はせめて1ドル90円台、ユーロ円は1ユーロ125円程度まで戻してくれないと・・・。」 K「まあ輸出企業の想定為替レートがだいたいそんなモンだからな。」 H「やっぱり実際に金融緩和してくれないことには厳しいか・・・。」 K「現状では報道の段階だからな。昨年の12月は実際に金融緩和を日銀が発表した。それだけに海外勢の日本株に対する見方が変わったものの、今回はまだ報道だけだし、実際に金融緩和するにしても来月の事だけに、海外勢のスタンスが一気に変わるという期待は乏しいだろう。」 H「ただ今日の日本株は強かった。まさに昨年12月に日銀が追加の金融緩和を発表した時のような強さだ。」 K「今日は昨日の反動もあるだろう。上海市場の下落を背景に先物に仕掛け的な売りが入ったと言うこともある。今日は先物の買い戻しも結構多く入っているからな。」 H「昨日派手に売り越ししていたクレディスイスが今日は大量に買い戻している。しかしクレディスイスも出入りが激しいな。基本的に売り越し基調だが、たまに派手に買い戻す。ただその後は再び売ってくる。」 K「そうだな。まあ来週のメジャーSQ終わるまでは、この様な動き続けるんじゃないのか。」 H「ただ日銀の追加金融緩和期待があることから、海外勢の買いが強まってくるという期待もあるんじゃないのか。クレディスイスにしても、このまま本格的に買い戻しに動いてくるとか・・。」 K「そりゃ難しいとは思うけどな。何度も言うがまだ報道段階だし、今日の商いも決して多いとは言えない状況だ。とても海外勢のスタンスが大きく変わったとも思えない。」 H「ただそれは週末という要因もあるだろう。まして今晩には米雇用統計を控えている。取りあえずそれを確認してからでも遅くないと言う向きだって多いと言える。」 K「確かにそう言った手控え要因あるのは確かだ。それだけに雇用統計特に問題無ければ週明けから本格的に日本株買ってくるという可能性もあるかも知れない。ただこの株価水準で強気で買える向きがどれだけいるか疑問だけどな。」 H「まあ確かに昨年の12月は日経平均も9000円前半だったしな。」 K「それにあの時は、まだ海外勢の多くが日本株をまともに買っていない状況だった。しかし12月から今年1月にかけて海外勢の長期資金も結構日本株を買ってしまっている。」 H「そうだったな。」 K「ただ取りあえず円高懸念は多少なりとも後退したというのは確かだろう。」 H「ある意味、実際に金融緩和を実施するまで、投機資金は円買いのポジション取りにくくなったとも言えるかもな。」 K「ああ。だからといって円安へと今後進んでいくかは不透明だけどな。まずは今晩の米雇用統計だろう。これが良ければドル買いの流れ強まると言う期待もあるからな。」 H「そうだな。取りあえず無事に雇用統計通過して欲しいモンだな。」 K「ああ。昨晩の新規失業保険申請件数は4週間ぶりに増加となったが、今晩の米雇用統計への警戒は拭えていない。先週末時点と現状では結構市場コンセンサスに変動があった。先週末時点では非農業部門雇用者数は前月比2〜3万人減というのが中心値だったが、現状は5〜6万人減というのが中心値となっている。」 H「それだけこの一週間で警戒感が強まったと言うことか・・・。」 K「ああ。ただある意味、ハードルが下がったとも言えるだけに、悪いことではないけどな。これで予測より良い数字が出される可能性は増えたわけだしな。」 H「ただ一部では10万人以上の減少となるのではと警戒する見方もあるようだからな。」 K「そうだな。如何せんブレが大きな指標だけに蓋を開けてみるまで解らない。そのくせ、市場インパクトが大きい指標だってんだからな。タチが悪い。」 H「まあどういう結果となるのか楽しみだな。マーケットにとって良い結果となれば良いんだが・・。」 K「そうだな。期待したいモンだ。」 3月4日(木) H「日経平均は5日続伸とならずだ。まあ小幅高で続伸続ける事に意味はないが・・。」 K「5日ぶりの反落だな。上げるときは小幅な癖に、下げるときは大きくかい。4日かけて上げてきた日経平均は約150円だ。それの3分の2以上を今日一日で下げてしまった。」 H「まあ良くあるパターンだよな。コツコツどっか〜んって・・・。」 K「昨晩の米国市場も重さが目立っていた。ADP雇用統計は予測通りだが、前回より改善しているし、ISM非製造業景気指数は市場予測より強い数字となった。更にギリシャの財政再建計画も好感されていたにも関わらず上げられなかった。」 H「確かにそう考えれば弱いかもな。まあ最近しっかりの展開続けていたし利食いも出やすかったんだろう。」 K「まあ週末には雇用統計控えていることから、それまでには一旦売っておこうと言う向き確かに多いかもな。昨晩の米国市場ではベージュブックが発表されたが、それを発表してから徐々に売られてダウなどはマイナスに転じている。ベージュブック自体にはそれほどの悪材料は見られないが、まあ利食いのタイミングになったんだろうな。」 H「ただ米国市場下げたと言っても小幅安程度だし、S&P500指数はプラスで引けていた。それだけに何も日経平均ここまで下げなくても・・・。」 K「まあ、今日の下落は米国市場は関係ないだろう。関係あるとしても今晩の米国市場への警戒か・・。それより今日の下落要因はやっぱり円高と中国株安だろうな。」 H「そのようだな。為替は昨晩からユーロ買いによりドル売りの流れで、円高で返ってきていた。それが重しとなっていたものの、それでも前場は比較的に日経平均しっかりの展開だった。上げられないのは仕方ないとしても下値も限定的だったからな。」 K「ああ。前場は非常に狭いレンジでの膠着相場だったものの、後場に入ると一変した。大人しく始まっていた中国市場が、下げに転じ徐々に下げ拡大したことが要因だ。」 H「それを良いことに先物に仕掛け的な売りが出たようだ。手口見るとクレディスイスが日経先物、TOPIX先物共にガッツリ売り超している。」 K「そうだな。ここまで売られたのは確かに仕掛け的な先物売り要因が大きい。ただそれが無くても、下げていたのは下げていただろうな。中国市場がこれだけ売られていては・・。」 H「そうだな。中国本土市場は後場に入っても一段安となっており、結局上海総合指数は2%以上の下落で引けた。全人代を控え、手控え感強い中、色々な噂や観測で売り込まれたようだ。」 K「ああ。金融引き締めや人民元の切り上げの思惑などが浮上し、重しとなったようだ。」 H「全くギリシャの件が一服しそうだと思えば、再び中国かよ・・。」 K「ただ単なる噂だけに影響は一時的だろう。まあ全人代でどんなこと飛び出すか解らないだけに動きにくい状況は続きそうだが・・。それより懸念は為替だろう。引け後には更に円高進行し1ドル88円も割り込むのではという場面も見られていた。」 H「そうだな。14時半過ぎ頃から円買いの動き活発になってきている。どうも日銀の野田委員が余計な発言したらしい。」 K「そのようだな。政策判断を変える要因は現状無いとか、仮に追加的な金融緩和しても効果は小さいなどと発言したようだ。これを機に、円買いの動きが活発になっている。」 H「まるで追加的な金融緩和は考えていないと言っているようなモンだよな。これじゃ円買い安心感に繋がってしまう。」 K「ただ何だかんだ言っても、更に円高進んでいけば、何らかの対策を打ってくるンじゃないのか。」 H「口先介入とか・・。」 K「そんな事しても効果は一時的だ。やはり必要なのは金融緩和だ。確かに野田さんのいうように、前回よりは効果が薄くなるかも知れない。ただ日銀が動くと言うこと自体がマーケットにはインパクトになる。少なくても投機資金による仕掛け的な円買いはしにくくなるだろう。」 H「ただそれだとしても、時間稼ぎにしかならないんじゃないのか・・・。」 K「良いんだよ、それで。結局円高となっている根本的な要因は、ユーロ売りやドル売りということが背景だ。欧州のソブリンリスクや、米景気の先行き不透明感などが理由だが、最終的にはその懸念が払拭されないことにはユーロ売りやドル売りの流れは大きく変わらない。それらの懸念は時間をかけて払拭されていくものだから、時間稼ぎは非常に有効だ。」 H「確かにそうかもな。」 K「まあ日銀だって1ドル85円が意識されてくるような水準になれば、何らかのアクションを起こしてくるだろう。そう期待したいモンだが・・・。」 H「そうだな。こんな円高の状況で、明日の米雇用統計が酷い数字となったら、円高は一気に進行し85円も本当に射程圏に入ってくる恐れもあるよな。」 K「ああ。まあ基本的には雇用統計で出尽くしとなり、円安へ戻していくと言う期待をしたいんだが・・・。結局、雇用統計の数字のブレ次第となりそうだからな。予測の範囲内なら恐らく出尽くしとなると思うのだが。」 H「どっちへブレるかにもよるだろうしな。まずは今晩の米国市場どうなるのか注目したい。」 K「そうだな。今晩は先週の新規失業保険申請件数や中古住宅販売保留などの発表がある。特に新規失業保険申請件数は前回まで3週連続で増加となっているし、明日に雇用統計を控えていることから、かなり注目されている。」 H「まあどういう結果となるのか注目だな。」 3月3日(水) H「日経平均は小幅ながらも4日続伸となった。意外にも4日続伸は今年初めてのことだ。」 K「意外か?3日続伸はあったけどな。それに4日続落は今年2度もある。」 H「まあ4日続伸といっても、この4日間で上げたのは日経平均150円程度だ。その前の3日続落で約300円下げているだけに、上げている感じがしない。」 K「ああ。3日続落後の、4日続伸か・・・。でも株価は半分戻しただけ。ただ頑張っている方じゃないのか、日本市場も。」 H「でも米国市場など見ると、日本市場は弱さが目立っている。」 K「そりゃ仕方ない。為替がこれだけ円高進行しているんだ。その割には頑張っていると思うぞ。」 H「確かにそうだな。昨晩から今朝にかけドル円相場が結構円高進行している。もはや1ドル90円台なんて結構遠くになってしまった。」 K「ああ。まあ変わりといっちゃなんだが、ユーロ円は昨晩円安進行している。ただ、まだまだ円高水準には変わりなく好感出来る水準でないのは確かだが・・。」 H「昨晩はギリシャ懸念がやや後退してユーロ買いに繋がったようだ。それによりドルが売られてドル円相場は円高進行した。まあユーロ買いといっても買い戻しが大半だろうけどな。」 K「ああ。しかも取りあえずの買い戻し的な感じだろう。本格的な買い戻しとは考えにくい。昨晩は一部報道でギリシャが今日にも財政再建計画を発表すると報じていた。これが好感されたようだ。」 H「今晩にも出されるんだろ。それが素直に好感されるのか、それとも失望を招くのか・・。」 K「そうだな。そう言うこともあるだけに、昨晩の米国市場で好感されたと言っても買いは限定的だった。上値も重かったしな。」 H「ああ。大引けにかけては上げ幅縮小し、ダウはマイナスとなる場面も見られたからな。」 K「まあ昨日の米国市場はギリシャ懸念後退するという期待で買われたというより、それによりユーロが買われドルが売られた結果、金や非鉄など商品相場が上昇した。これらはドル建てだけにドル下げれば買われやすいからな。それにより素材株などが米国市場で買われ相場を支えたと言えるだろう。」 H「まあ本当にギリシャ問題後退するという期待が強いなら、もっと買われても不思議無いからな。」 K「恐らくギリシャ問題に関しては市場も疑心暗鬼なんだろう。為替市場はユーロ売りポジション積み上がっていただけに大きく反応したものの、株式市場への反応は限定的だったと言える。」 H「それに週末には米雇用統計発表も控えていることから、積極的には動きにくいということもあるんだろうな。」 K「ただギリシャ問題が本当に懸念後退し、週末の米雇用統計も無事通過できれば、来週以降は結構期待できるかもな。欧米市場は・・・。日本市場は為替次第と言えるだろう。」 H「ただ雇用統計も悪くなければドル買われる期待はあるだろうし、ギリシャ懸念後退すればユーロ買いが期待できる。結果、円高へと向かうようになるんじゃないのか。」 K「実際そうなれば良いけどな。ただ例えそうなってもどの程度まで円安に戻せるかどうかにもよるだろう。それに日本市場は来週はメジャーSQ週という特殊要因もある。」 H「なるほどね。ただ売り込みにくくなるのも確かだろう。欧米市場しっかりならば。」 K「そうだな。それだけに売り込まれていくという懸念は乏しくなるとはいえ、上げていくほどの買い手が現れるかどうかだろうな。時期的にも国内機関投資家は動きにくいし、個人投資家は上値買うというより、戻り売りスタンス、もしくは押し目買いというスタンスが多いからな。」 H「海外勢が上値買ってくるには円安進行が必要不可欠だろうしな。結局、為替がどの程度まで円安に戻せるかどうかか・・・。」 K「まあ今日はこんなに円高状態となっていても、海外ファンドの買いが一部主力株に観測されていたようだが・・・。ただ相場を押し上げる程の買いでも無いからな。」 H「ああ。海外勢の長期資金は継続的には入っているからな。ただ規模が言うほど大きくもなく、上値を買い向かう資金でも無いことから、やはり上値追って行くには役不足だ。」 K「今日、日経平均上げたと言ってもファーストリテイリングとトヨタだけで上げたようなモンだからな。この2銘柄で日経平均を約33円押し上げている。」 H「この2銘柄上げていなきゃ日経平均マイナスか・・・。」 K「ただ取りあえず日経平均は2日連続して25日移動平均線を上回っている。先週も2日連続して上回った場面あったが、結局その後は維持出来ずに売られているだけに、明日の動向が注目される。明日もしっかり25日線維持出来れば、ちっとは雰囲気も良くなるかもな。」 H「とにかく今晩の米国市場と為替市場は注目だな。米国では重要な経済イベントもあるだけに、どう転んでも不思議無いからな。」 K「そうだな。まあしっかりとした展開で返ってきて欲しいモンだな。」
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